
昨夜は、愛猫にメロメロな一人暮らしの友人(9月に「顔合わせ」のタイトルで投稿した時の友人。以下、S氏)と妻とわたしの3人で「外泊時の愛猫対策会議」と称して、船橋の『京和(きょうわ)』で18時から飲んだ。
わたしはサシ飲みでも構わなかったのだが、S氏から「奥さんも」とリクエストがあり、わたしとのサシ飲みは嫌なのか?
会議はタイトルの通り至極単純なもので、アジェンダも書記も不要。まず、9月のS氏宅での愛猫同士の顔合わせを振り返り、お互いの家に愛猫を預けるのは厳しいと言う結論になった。
そうなると、いつもの奥さんにお願いしている方法がベターだ。うちが外泊する時は、留守の日中にS氏に来宅してもらい、斑の世話をしてもらう。S氏が外泊の時は、S氏宅の留守の日中にうちが訪問し、S氏の愛猫の世話をする。わたしが提案するとS氏は快諾し、会議は早々に終わった。
さて、S氏と妻とわたしは高校時代の同級生だ。高校時代の思い出話に花を咲かせ、あんなことこんなことを談笑していると、S氏が、
「市民会館で『七人の侍』を観たこと覚えてる?」
と、聞いてきた。
確かに全校生徒だったか、うちらの学年だけだったかは失念したが、学校からなんの予告も前触れも噂もなく、ある日突然教師らがわたしたち生徒を市民会館に連行し、映画を鑑賞させられたことがあった。
「違う違う、『七人の侍』じゃないよ。あれは…武田鉄矢と永島敏行が出演した、なんて映画だったかなぁ……」
と、わたしが返すと、妻は妻で、
「刑事物語のりんごの詩」
と、観に行ったことさえ覚えていないのに、思いつきで言いだすし。
『七人の侍』はあり得ない。上映時間が3時間27分と長尺で、途中の休憩時間になれば、きっと脱走する男子もいたことだろうし、女子には退屈な映画だ。上映中、無条件反射でおしゃべりをはじめだし鑑賞どころではなくなっていたはずだ。
『刑事物語2 りんごの詩』もあり得ない。公開が1983年(昭和58年)なので、うちらが成人してからの映画だ。
スマホで調べて『俺たちの交響楽(1979年[昭和54年]公開)』だったと思い出した。

S氏は、「そっかぁ『七人の侍』じゃなかったのかぁ」と半信半疑で、『俺たちの交響楽』を鑑賞したことは覚えていないようだった。
遠い記憶を辿りながらなので、「あの先輩なんていったけなぁ」「えーっと、なんだっけなぁ」と、顔も背格好も覚えているのに名前が出てこなかったり、A君のことがB君にすり替わっていたり、その話が高校何年の時の出来事だったか考え込んでしまったりなどなど。もう45〜47年も前のことなので、記憶違いもあれば、「それ、初耳です!」 と、なんとも言えない新鮮味もあったりして楽しいものだ。
時計を見ると21時を過ぎていた。
「あ、*****が待ってるから、帰らなくちゃ」
S氏の愛猫への溺愛ぶりはすさまじい。愉快なひと時だった。
ところで、「愛猫」「愛犬」の写真を見せられると、「かわいいね」「かっこいいね」「美人さんだね」と、自然と口に出るが、「人」になると閉口しちまうものだ。みな「愛○」なのにね。


















