偏差値の落とし穴

 A、B、Cの地域で共通テストを実施した。但し、偏差値は地域別に集計された。(表1、2、3)

 すると、点数と偏差値の順位が逆転する結果となった。

  • A地域の受験者A10
    点数70点(平均点50点)/ 偏差値68
  • B地域の受験者B10
    点数80点(平均点60点)/ 偏差値66
  • C地域の受験者C10
    点数90点(平均点70点)/ 偏差値65

 受験者A10、B10、C10は、第一志望は偏差値60の同じ学校を受験した。

結果

  • 受験者A10:不合格
  • 受験者B10:合格
  • 受験者C10:合格

 偏差値は母集団の数や実施範囲、地域格差で上下する。表4のようにA、B、C地域を合わせて偏差値を求めると、A地域は全員偏差値が下がり、B地区は偏差値が上がった者と下がった者があり、C地域は全員偏差値が上がる結果となった。

  • 受験者A10:偏差値57 ← 68
  • 受験者B10:偏差値64 ← 66
  • 受験者C10:偏差値71 ← 65

 テストの平均偏差値は50に設定して計算されるので、偏差値40の学校でも偏差値60の学校でもテストの結果、偏差値50は必ず存在し、偏差値70の生徒もあり得る。

 最初からA+B+C地域合わせて偏差値を求めていたら、受験者A10は第一志望の学校を変えていたことだろう。

 中三の全国共通テストの受験は必須なので、全国の中三の得点から算出された偏差値になる。高三でも全国共通テストがあるが受験は任意だ。受けても受けなくても構わない。主に進学校の生徒が受験するので、中三の全国共通テストより受験生の学力レベルは高くなる。

学習塾の模試による偏差値の判定基準
  • S判定(合格率ほぼ100%)
    偏差値が自分よりマイナス10の学校
  • A判定(合格率80%)
    偏差値が自分よりマイナス3〜4の学校
  • B判定(合格率60%〜70%)
    偏差値が自分よりマイナス5の学校
  • C判定(合格率50%)
    偏差値が自分と同じ学校
  • D判定(合格率20〜40%)
    偏差値が自分よりプラス3〜4の学校
  • E判定(合格率20%未満)
    偏差値が自分よりプラス5の学校
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