読み間違え

東海大相模

 東海大学附属相模高等学校の通称。東海大相模(とうかいだいさがみ)は、高校野球ファンなら誰でもご存知の神奈川県の強豪校だ。

 わたしが小学生の頃、原辰徳氏(東海大相模→東海大学→元巨人軍の選手・監督)が、甲子園で1年生からレギュラー(1年時は5番・サード、2年から4番・サード)として活躍した。当時、雑誌だったか、読者投書に、「友人が東海大相模を『とうかいおおずもう』と読んだ」と、載っていて、わたしは失笑した。

 時代は下り、20代のバブル期に他社社員数名とシステム開発の仕事をした時、昼食にふたりの年下社員とお客の社食に行きながら高校野球の話になった。ふたりとも神奈川県人だったので、わたしはウケを狙ってぶっ込むつもりは毛頭なく、
「東海大相模を『とうかいおおずもう』って読んだ人がいたそうだよ」
 と、言うと、ふたりは堰を切ったように吹き出して大笑いしだした。
「え、この話、知らないの?」
「アハハハハ、はじめて聞きました」
 わたしは、てっきり、「知ってますよ」と、返してくるものだと思っていたのに、神奈川県人でも知らない人がいるのが意外だった。

比叡山口

 BSP4Kの『運転席からの風景』を妻と見ていた時の話。京阪大津線が取り上げられていて、画面に「比叡山口(ひえいざんぐち)」と表示された時、妻がアハっと笑い、「『ひえいやまぐち』 と読んでしまった」と、言った。

 わたしが、「それじゃぁ、『いちにちじゅうやまみち』みたいなものではないか」と、言うと、妻は、「なに、それ?」と、返してきた。

「『いちにちじゅうやまみち』を知らない?」
「・・・」
 妻は考え込んでしまったので、「旧中山道(きゅうなかせんどう)」と、言うと、「あーなるほどね」と、理解した。

旧中山道

 ご存知の方もいると思うが、元フジテレビアナウンサーの有賀さつき氏(2018年逝去52歳)が、テレビ番組『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』で、他局のアナウンサーが「旧中山道」を「いちにちじゅうやまみち」と、読み間違えたエピソードを紹介する際に、フリップに書かれた「旧中山道」を「きゅうちゅうさんどう」と、読み間違えると言う、二重読み間違えエピソードがあった。

 わたしはリアルタイムで視聴していた。司会の上岡龍太郎氏から、「どうせ誤読するなら『いちにちじゅうやまみち』にしなさい」と、冗談で突っ込まれたことがきっかけで、いつの間にか有賀氏が「いちにちじゅうやまみち」と、読み間違えたというエピソードにすり変わり世間に広まった。

 「旧中山道」を知らない人は「きゅうちゅうさんどう」、旧の字の縦棒と日が離れて「l日中山道」と、書かれていたら「いちにちじゅうやまみち」と、読んでしまうのかな。

目次