9月21日から29日の9日間、妻とイタリア旅行をした。9日間と言っても、往路は成田 – ドバイ(Tranjit) – ヴェネツィア、復路はローマ – ドバイ(Tranjit) – 成田と、ドバイでの乗継時間を含め往復34時間20分は移動だったので、イタリア滞在は6日間半となる。天候は一時的な雨天もあったが、ほぼ晴天に恵まれた。旅行中、愛猫斑の世話は妻のご友人にしていただいた。深謝の一言しかありません。ありがとうございました。
さて、旅行の行程は画像の通り。
- ヴェネツィア2泊(ヴェネツィア[ベニス] → ヴェローナ → ヴェネツィア)
- フィレンツェ2泊(ヴェネツィア → ピサ → フィレンツェ)
- ローマ2泊(フィレンツェ → バチカン(ローマ) → ポンペイ → ローマ)
国内で例えるなら、東京 → 名古屋 → 京都・奈良 → 広島 → 福岡を駆け足で観光するような贅沢な旅行だった。
ところで、なんでイタリアなんだ? そもそもインドア派のわたしは、国内旅行でも億劫に感じるのに、海外旅行をしたいなんて爪の先ほども思ったことがない。
わたしのこれまでの海外旅行は、
- 香港(返還前1度)
- ハワイ(オアフ島2度)
3度目も予定していたが、911テロがあった年の11月だったので用心してキャンセル。 - 韓国(ソウル2度、釜山1度)
と、これだけ。香港は社員旅行で、ハワイと韓国も誘われた旅行で、わたしから率先して旅行したものはないのだ。アウトドア派の妻はこれまでに、
- アメリカ
- メキシコ
- ペルー
- フランス(仕事)
- イギリス(仕事)
- ドイツ(仕事)
- イタリア(仕事)
- スペイン(仕事)
- エジプト
- トルコ
- インド
- カンボジア
- タイ
- インドネシア
- 中華民国(台湾)
- 香港(返還前イギリス領)
- マカオ(返還前ポルトガル領)
- 中国(深圳)
と、海外旅行をしていて、ほぼ世界遺産観光が目的だった。
よって、今回のイタリア旅行は、妻がポンペイ遺跡を観たいにという一言で決まり、妻はポンペイ遺跡が観られればそれだけでよかったのだが、イタリア各地を巡るお得なツアーがあったのでこの行程となった。
ところが! ところがだ!! ポンペイへ行く前日の昼食を済ませた午後、妻はシスティーナ教会を一通り観た後、「気持ち悪い」と、言い出し、教会を出た通路の脇で、ツアー参加者から頂戴したビニール袋に嘔吐したのだ。
∑( ̄ロ ̄;)!
わたしは、一生あなたについて行きますスタンスの亭主なので、妻が嘔吐した時は、ウルトラマンがゼットンに倒された時のようなショックを受け、頭ぐらんぐらん、目の前がフェードアウトし卒倒しそうになりましたよ。
妻はその晩のレストランでは食事もできず、嘔吐に加え下痢も起こり、レストランの外と店内トイレを行ったり来たりして、観光バスでホテルに戻る前にも路端で1度吐き、ホテルに戻ってからは発熱はなかったものの嘔吐と下痢が明け方まで続き、こりゃ病院へ行かなければならないと、泣く泣くポンペイ観光は断念。
妻は、わたしだけ観に行くように強く勧めたが、妻は苦しんでいるのに、その亭主がのほほんとひとり観光ができるわけがない。ツアー参加者からは顰蹙をかってしまう。それに妻の容体が悪化したらどうする。言葉も通じないイタリアで、ましてわたしも妻も英会話もできないと言うのに、妻をひとり残すことはできないのだ。
妻は、一番のポンペイ遺跡を観ることができず、いわゆるオードブルとデザートばかり食べ、メインディッシュが食べられなかった旅行になった。わたしは気の毒に感じた。
翌朝、ポンペイ観光出発の頃は妻の嘔吐は治り、下痢だけになった。ツアーに参加した人たちを見送った後に、わたしと妻は急遽現地手配した日本語通訳の方にもご同行いただき、タクシーで病院へ行った。通常の旅行にはない体験ができ、これはこれで記憶に残る思い出になった。
なお、妻は現在も下痢は治っていない。本日午前、地元の内科医で診察してもらい、薬も処方していただき、食事制限はあるがいつものように日常生活を送っている。
ま、妻は能天気に、
「3キロ痩せた」
と、ダイエット気分で喜んでいるけどね。
変な病気(ウイルス)は持ち帰っていないのでご安心ください。
スペイン広場で映画『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンとクレゴリー・ペックと同じ場所で撮ったが、イタリアでは『ローマの休日』を知らない人が多く、映画を観た人もほとんどいないようだ。

イタリアの国土面積は日本の80%。人口は日本の半分ほどで、内1割が移民になる。どこの国も同じだが、人口が密集するのは都市部だ。バス移動中に車窓から望むイタリアの田園・森林地帯は日本に勝るとも劣らない美しい風景が多かった。
欧米の天地創造ブラックジョークでこんなのがある。
神:イタリアには素晴らしい風景と美しい景色、温暖な気候と肥沃な大地、美味しい食べ物を与えよう。
天使:それではあまりにも恵まれすぎます。
神:安心しろ、そこにイタリア人を住まわせる。
ドイツにもイタリア人を揶揄した似たような諺があるようだ。青空にはクレヨンで描いた綿飴やマシュマロのような真っ白な雲ばかりで、ぼーっと眺めているだけで気持ちが和らぐ。温暖な気候のイタリアに住んだら、イタリア人でなくてもラリホーになるかもしれない。まずは、旅を終えたご報告まで。



















