
日中、車で買い物に行った帰り、前方を走る車のナンバープレートが、地名も分類番号もひらがなまたはアルファベットもない数字だけだった。
千葉県には熊はいないが、族は今でも出る。数字だけのナンバーなんてあやしい。族車か? いや、いくら族でもそんなにあからさまな偽ナンバープレートを掲げることはしないだろう。それに、右下には「東警一本」と書かれていた。謳い文句にしては、族に警は不似合いだし、一本ってなんだ?
助手席にも人影が見えた。赤信号で停車した時、目を凝らして車内を見ると、ふたりとも丸天帽を被っているのがうっすら見えた。
自衛隊? 近くには、陸自習志野駐屯地、陸自習志野演習場、空自習志野分屯基地がある。帰宅してネットでナンバープレートを調べたら自衛隊の業務車だった。
ナンバープレート
上2桁
- 01〜03:小型トラック系(パジェロや高機動車など)
- 05〜08:中型トラック系
- 11:オートバイ(偵察用など)
- 20〜37:大型トラック(各種輸送車など)
- 38:超大型トラック(重レッカーなど)
- 39〜43:海上自衛隊の所属車両
- 44〜49:航空自衛隊の所属車両
- 50〜59:被牽引車(トレーラーなど)
- 60〜79:特種用途車(タンクローリーや化学消防車など)
- 80〜89:乗用車(人員輸送用の大型バスや乗用車など)
- 90〜99:施設作業車や装甲車など
下4桁
- 車両の管理番号(一連指定番号)
東警一本
- 東:東部方面隊(管轄:関東甲信越・静岡)
- 警:警務科部隊(自衛隊の警察組織)
- 一本:警務隊本部の第1車両(または方面警務隊直轄)
30代の頃、会食をした時、自衛隊の制服を着た陸自朝霞駐屯地勤務の自衛官もいて、ヘリコプターを操縦できることを話した。
わたしが飛行距離を聞くと、自衛官は、
「そうですね、タンクに燃料半分で名古屋まで行けます」
と、答えた。
すると、その自衛官の隣で話を聞いていた人が、さも真実のような語り口調で、
「満タンにすると重すぎて飛ばない」
と、冗談を言うと、自衛官は真顔になり、
「いえ、それはありません!」
と返し、爆笑したのを覚えている。
妻子がいる、わたしより少し年上の自衛官だった。

















