
先週、例のデジタルトンチンカンの友人から電話があった。
「あのさ、パソコンでさ、いつも見るやつ開いても白い画面のままで繋がらないんだよ」
↓翻訳
『あのさ、パソコンのブラウザを開いても白い画面のままで、ネットワークに繋がらないんだよ』
この友人、一昨年は「スマホからLINEの画面(アイコン)が無くなった」、昨年は「スマホから会社の年末調整のサイトにログインしようとしたらパスワードが違うと表示された」と、しょーもないお問い合わせばかりだ。
いずれも友人宅へ行き、対応兼ね兼ね教育的指導もして、昨年の帰り際には、
「少しは(自分で)考えようよ」
と、突き放すような言い方をしたので、ちょっと可哀想なことをしたかなぁと思っていた。
ひょっとしたら、わたしに助け舟を求めたいのに、それができないでいるのかなと気にしていたら、冒頭の電話があり、またしょーもないことを聞いてきやがってと思いつつもホッとしたのである。
ただ、毎度毎度電話でやり取りするのは非常に困難な友人だ。わたしは電話を切った後、車で友人宅へ行った。
事象を確認すると、友人の言う通りだった。でもネットワークには繋がっていた。再起動してサインインすると、「まだですか」とイラつくほどデスクトップ画面が表示されない。操作性ももっさりしていて機敏性が失われていた。
友人のパソコンは、2012年2月に春モデルとして発売された、富士通のノートパソコン「LIFEBOOK AH55/G(FMVA55GBF)」。パソコンを買いたいので付き合って欲しいと言われ、二人で家電量販店へ行き、わたしが選んだ製品だった。もう14年も経つのか。
購入時のパソコンのOSは、Windows 7 Home Premium 64bit。しかし、今のOSは、Windows10になっていた。
友人に、
「Windowsアップデートしてるんだ」
と、聞いたところで、
「なにそれ?」
と、返されるのが目に見えている。Windowsアップデートでさえ、友人にとっては高度なスキルになる。きっと、自動更新でOSがバーションアップされたのだろう。
しかし、Windows10のサポートは2015年10月14日に終了しているのに、Windows11へのアップデートを促す表示はない。恐らくパソコンがWindows11のシステム要件を満たしていないのだろう。んー、どうしよ。
よし! このパソコンには引退してもらおう。
「新しいパソコンを買おう」
と、言うと、友人は二つ返事で了承した。
「ところで、パソコンは何に使っているの?」
「あー、動画見る時」
「・・・他は?」
「会社の必要な画面を印刷するくらいかな」
↓翻訳
『会社のウェブサイトから仕事で必要なページを印刷するくらいかな』
「印刷する頻度は? 例えば週一とか」
「そんなにしないよ。そーだなぁ、3、4ヶ月に1回くらいかな」
「ワードとかエクセルとかメールは使ってる?」
「んなもん、使わないよ」
「じゃぁ、このパソコンを使うのは動画見るのと印刷だけ?」
「うん」
Ψ(`◇´)Ψ
このパソコンは安くなかったはずだ。それだけの用途だけなら安いパソコンで充分だ。友人には5万円以下の良さげの新品パソコン調べてみるよと言って、この日は帰宅した。
翌日、わたしは自分のMacPCを持参して車で友人宅へ行き、Amazonサイトから予め調べておいた新品パソコンを見せると、友人は生意気にも中国製は嫌だというのだ。
しかし、国内メーカーの新品パソコンで5万円以下はヒットしない。もう有名メーカーのリユースにしよう。わたしがタイトルの製品を勧めると、友人は了解した。Lenovoも中国製なんだけどね😅
整備済み品 ノートパソコン Thinkpad L580
<主なスペック>
- Windows11 Pro
- Microsoft Office 2024搭載
- 第8世代Core i5
- メモリ8GB
- SSD256GB
- 15.6型
- Bluetooth
- Wi-Fi
- HDMI
- 10キー
- 指紋認証
- Webカメラ搭載
- Bluetoothマウス付き
<価格>
29,999円(税込/送料無料)
ThinkPad
わたしがWindowsとおさらばして、Macデビューしたのは2013年初秋。それまでは、Windowsパソコンは「NEC PC-9801VX2」にはじまり、デスクトップPC、ノートPCを11台使ってきて、内4台はThinkPadだった。
現役時代は、IBM系のシステム開発の仕事がほとんどで、職場の端末(パソコン)がThinkPadだった。気に入ったので個人でも購入していたのだ。
ThinkPadは元々「IBM ThinkPad」だった。2005年にIBMのPC事業が中国のLenovoに売却されて以降「Lenovo ThinkPad」として引き継がれた。
ThinkPadの魅力はトラックポイント(キーボード中央にある赤いボタン)だろう。マウス要らずだった。
また、IBMは元々タイプライターの開発製造会社だったので、ThinkPadのキータッチは定評がある。打ちやすかった。
現金主義の友人
さて、友人のパソコン購入にあたり、友人をAmazon新規会員登録することにした。ところが、支払いをクレジットカードにしようとしたら、友人はクレカは持っていないというのだ。
「おい、おれが悪用するとでも思っているのか?」
「んなこと思ってないよ」
「 1枚くらい持っているだろ」
「ほんとうに持ってないんだよ。俺は現金しか信じないのさ〜」
「SuicaやPASMOは?」
「持ってない」
「PayPayとか使ったこともない?」
「ない」
「・・・」
デジタル社会の現代において、友人のような現金主義は珍しいかな。わたしは、日本もスウェーデンのように、マイクロチップを体内(親指と人差し指の間など)に埋め込み、電子マネー決済等ができるようにならないかなぁと思っている。
なお、友人はクレカのブラックリストに載るようなことはしていない。借金もゼロ。昔から支払いは全て現金一括払いということだ。
Amazonの支払い方法にはコンビニ払いや現金後払いもあるが、面倒臭え。わたしのアカウントでパソコンを購入(立替)し、翌日自宅に届く予定となった。
友人には、Microsoftアカウントとパスワードに、Gmailもスマホでは職業柄会社から安否確認のメールがあるので使っていると言ったので、Googleアカウント(メアド)とパスワードも教えてもらい帰宅した。
翌日の昼頃、自宅に友人のパソコンが届いた。早速開梱してパソコンの初期設定をはじめた。サインインはパスワードなしのローカルアカウント(USER)だったので、友人のアカウントを追加することにした。
ところが、「パスワードが違います」と表示され、友人のアカウントを追加することができなかったのだ。
くぬやろ、すぐに友人に電話をしてパスワードが違うことを話し、内容は割愛するが、友人のMicrosoftアカウントを新規作成することになった。
次にGmailだ。ログインしようとすると、はいはい「パスワードが違います」だって。友人を沼に沈めたい衝動に駆られる。
再び友人に電話をして、こちらも内容は割愛するが、友人のGoogleアカウントを新規作成することにした。
ブラウザ(Edge)、エクスプローラー、友人には無縁のワード、エクセル、パワポなど一通り動作確認をして、有償のウイルス対策ソフトは、「Microsoft Defender」が標準搭載されているのでいらん。初期設定を完了した。
昨日、パソコンの受け渡しで昼過ぎに車で友人宅へ行った。すると友人は呂律が回ってないのだ。
こいつ、また朝から飲んでたな。テーブルの上には500mlビール缶が置かれていた。
「それ、何本目?」
「んー、5本目」
「よく飲むな」
「俺のたったひとつの楽しみなのさ〜」
何から何までわたしにやらせといて、受け取りの日には酔っ払ってるのか!
「どんだけ飲むんだ」
「6本だから、後1本」
「おい、おれにもお茶くらいだせ」
と言うと、友人は冷蔵庫から、『ファイトバクハツ!! ドデカミン』を出して渡した。

お ま え が 飲 め ‼️
ムカムカを通り越して呆れるしかない。新しいパソコンの使い方をレクチャーし、友人の指紋認証を追加し、MicrosoftアカウントとGoogleアカウントのIDとパスワードを印刷した用紙を渡し、
「絶対なくすなよ。1箇所に保管しておくこと」
と、念を押した。
また、会社には必ず、連絡先メールアドレスの変更依頼をすることも伝えた。
友人が新しいパソコンをいじりだした。
「あれ? パソコンの電源落とすのはどうやるんだっけ?」
「今教えたろ! シャットダウンはここ。鶏か」
「動画見るのは・・・」
マウスの矢印がスクリーン上を迷走している。
「これ(Edgeアイコン)だよ、これ!」
アンポンタンの上に泥酔しているものだから、アイコンの位置が変わっただけでも分からなくなる。仕舞いには、
「んー、これは覚えるまでしばらくかかるな」
お ま え は 顧 客 か 😑
「大丈夫だな」
「分からなかったら電話するよ」
「今日はするなよ」
と、言って友人宅を後にした。

















