
小学校高学年の頃だったと思う。父と都内のレストランでカレーライスを食べた時、平皿にはライスだけ盛られ、カレーはソースポットに別盛りで出されたのだ。
え! どうやって食べるんだ?
わたしは父の食べ方を参考にすることにした。
すると、父はソースポットに添えられた楕円のスプーンでカレーを少しずつライスにかけて食べていた。わたしは別盛りのカレーライスはそうやって食べるのがマナーなんだと、父の食べ方を真似て、ライスに少しのカレーをかけては食べるを繰り返したが、どうも食べた気がしない。
よって、以降は別盛りカレーが出されると、わたしはライスの上にソースポットのカレーをどぼどぼどぼと一気にかけて食べていた。
別盛りカレーの食べ方は、ライスにカレーを少しずつかけて食べようが、一気かけして食べようが、どちらでもいいみたいだ。別盛りは、お店がカレーを上品に提供したいだけ。
カレーのかけ方
一般的に全かけより半かけ(横かけ)を好む人が多い。大半のカレー専門店や吉野家、松屋、すき家のカレーも半かけだ。
半かけを好む人の主な理由
- 半かけは綺麗に食べられるから
- 全かけにするとライスがカレーでべちょべちょになるからイヤ
前者は確かにそうだ。食べ終わった皿を見ると、全かけは皿のあちらこちらにカレーが残るが、半かけは食べ方がうまければ、皿にカレーはほとんどの残らず綺麗だ。
後者は、ライスとカレーが混じり合うのが少ない、皿の1/2がライスの半かけを好む人が多いのでないだろうか。先に記した店々もほぼそのような半かけだ。
わたしは全かけでも半かけでも構わない。こだわりはない。母のカレーのかけ方は皿にライスを盛る時、カレーをかける側のライスを少なくした、皿2/3がライスの半かけだった記憶がある。ただ、わたしはカレー多めが好きだったので、皿全体に適量のライスを盛り、その上にカレーをどばどばどばとかける全かけになった。妻が作るカレーもレトルトのカレーも全かけにしている。
かき混ぜない派、かき混ぜる派
わたしも妻もカレーライスはかき混ぜないで食べる。しかし、お店でかき混ぜて食べる人がいても、わたしは気にならない。人それぞれですからね。現にカレーライスは、かき混ぜて食べた方がおいしいと豪語するカレー専門店もある。
タモリが、「カレーライスはこねくり回してから食べる」と、テレビ番組で話したことがあった。カレーライスをかき混ぜて食べる人は、ライスと他の具材が渾然一体と混じり合い、チャーハン、焼き飯、チキンライス、ピラフと同じように、最初から最後まで均一の味を楽しみたいのだ。
そう言われると、わたしもスプーンにカレーライスを乗せる時、ライスとカレーがほどよく絡まるようにしているので、“部分混ぜ派” になるのかな。
「だったら最初に全部かき混ぜてから食べればいいじゃん」
「それはイヤ。周りの目が気になるのではなく、かき混ぜた後の見た目だ。食欲減退しそうだ」
かき混ぜない派は見た目重視、かき混ぜる派は味重視。
- カレーライス:別盛り(ライスを盛った皿とソースポットのカレー)
- ライスカレー:皿にライスを盛り、その上にカレーをかける
※但し、現在では区別が薄れ、カレーライスが総称となっている



















