急遽、カメラのフィルムが必要になり、商店街のカメラ店へ行った。
カメラフィルムを買うのは中学の修学旅行以来だ。その後は手前のカメラを使うことはなかったし、成人してからは『写ルンです』を利用していたので、カメラフィルムを買うことはなかった。
カメラ店に入り、レジにいた若い女性店員に、
「24枚撮りのカメラフィルムください」
と言うと、女性店員はカメラフィルムが置いてある棚に向かおうとした。
すると、恐らく店主だろう、レジの椅子に座っていた意地の悪い侍女役が似合いそうなおばちゃんが、
「コダックがいいわよ」
と、女性店員に言った。
女性店員は、一瞬「え?」と言う表情をして立ち止まったが、すぐに歩き出し、わたしが立っている左横の棚からコダックのフィルムを取った。
わたしは女性店員の一瞬の表情の変化を見過ごせなかった。それにわたしが買っていたカメラフィルムは富士フィルムだったので、女性店員にコダックのフィルムはいくらするのか聞くと、
「1,000円です」
と答え、富士フィルムの値段を聞くと、
「430円です」
と、答えたのだ。
くぬやろう〜、店主は一見の客だと思って足元見やがったな。店主に向かって、
「高い方を買わせるなんてどういうことだ! 富士フィルムをくれ」
と、憤慨して店を出たところで目が覚めた。
今日は自宅で妻と昼飲みしたら、急激に睡魔が襲ってきて寝室で寝入った。目が覚めると、居間のテレビでは、琴桜と玉鷲の取り組みがはじまる前だった。あっという間に過ぎた半日だった。

















