生保レディは、愛車のレクサス IS300hを運転して、忘れた頃に我が家にやってくる。レクサスは中古と言っていたが腐っても東京、中古でもレクサスはレクサスだ。
妻の前の担当者から引き継いだ生保レディ、妻とは10年以上のお付き合いになる。ふたりは反りが合うのか、今年は我が家に招き昼飲みをした。
昨年はノルマが達成できないと、妻に泣きついてきた。これ以前にも妻は契約中の生命保険の他に積立保険に加入してあげたり、斑のペット保険も他社から乗り換えてあげていた。
「あんた、私のところにくればなんとかなると思っているんじゃないの?」
と、妻に嗜められもしたが、結果この時は、わたしが生命保険に新規加入することになった。支払いは妻で。いいんです、どうせわたしが先に亡くなり、受取人は妻なのだから。それに他にも生命保険に入っているので、わたしが亡くなったら妻は億り人だ。←下りウソです。
今回はわたしの生命保険の一部見直をして欲しいと言われた。
「満期が延びるじゃないか」
「いいえ、満期は同じです」
「他の契約内容はそのままだよね? 無くなることはないよね」
「はい、そのままです」
「いくら上がるの?」
「3,000円です」
「いいよ」
「え、いいんですか!?」
わたしがごねることなく、すんなり了承したものだから拍子抜けしたようだった。わたしの懐が痛むわけじゃないし、妻も文句を言わなかった。
こうして、生保レディは、忘れた頃に我が家にやってきては保険の見直しを促し、保険料を釣り上げていくのであった。そもそもノルマ達成できない者がレクサス乗るかね。トップセールス狙いじゃないのか?
しばらくして、義兄姉夫婦が車で来訪した。生保レディの車を玄関前まで移動してもらった時、ブレーキをかけると左前輪から「キーー」というイヤな音がした。ブレーキパッドの摩耗かな。そのことを話すと車内では聞こえていないようで、全然気が付かなかったと言った。買ったところで見てもらったほうがいいと助言した。
それにしてもこの生保レディ、小さな体で大きな車を運転するものだ。
「車好きなの?」
と聞くと、
「はい、大好きです」
と答え、もう何台も乗り換えているようだった。妻の話では、前はベンツに乗っていたそうだ。生保レディは高級車好き?
一昨年、生保レディが我が家に来た時、お隣の車を通すため、生保レディに車を移動してもらったことがあったが、戻ってくるなり、
「擦っちゃったぁ〜ショックー」
バックしながら切り返している時、前方の角ばかり気にしていたら、後方のバンパーの角を電柱に擦ったと嘆いていた。見に行くとバンパーの凹みはなかったが複数の擦り傷が目立った。レクサスのバンパーの修理費はいくらだったんだろ。
余談:うちの住宅地域は道路が狭い
幅員4m道路ばかりで、一方通行もほとんどない。車同士が鉢合わせになると、一方が脇道に避けたり、バックして譲り合っている。脇道から一時停止もせずにぬっと車が出てくることもあるし、小中の通学路でもあり高齢者も多く、時速20km走行でも要注意の地域なのだ。
実際に見通しの悪い十字路手前で徐行していたら、自転車に乗った小学生が右の道路から飛び出して来たり、違う十字路でも自転車に乗ったUberEatsの配達員が左の道路から飛び出してきて、わたしの車に接触しそうになったことが二度あった。
津田沼駅から自宅までタクシーを利用した時は運転手が、
「ベテランからこの辺りは道が狭いから気をつけるように言われました」
と、話したこともあった。
車を運転すると出かけと帰宅のこの住宅地域を走行している時がいちばんストレスを感じるのである。

















