ドリア

 昼食は昨夜の残ったご飯とホワイトシチューにミックスチーズをかけて、オーブンで温めてドリアにして食べた。

 はじめてドリアを食べたのは小3だったか小4だったか。1学年下の子の家の夕食に招かれ、そこのお母さん手作りのドリアが出された。

 ドリア? なんじゃらほいだったが、食べるとこんなに美味しい物があるのかと思いましたよ。

 料理上手のお母さんでね、わたしの母から料理学校を出ていることを聞いたことがあった。

 そして、何度か夕食をご馳走になったが、ひとつだけ “難” があった。それは1学年下の子も3歳下の子も女の子だったのだ。つまり、男の子のわたしにはいつも量が少なかったのだ。

 カレーライスをご馳走になった時は、一杯では足らずおかわりしようと思ったが、こちらは客分の身。まずは女の子が「おかわり」と言ってから、「ぼくも」と、言おうと考えていた。

 ところが、ふたりとも食べ終わると「ごちそうさまー」。

 ∑( ̄ロ ̄;)!
 ウソでしょ!
 ウソでしょ!
 ウソでしょ!

 わたしも渋々、
「ごちそうさま」
 と、言わざるを得なかった。
 晩餐は敢えなく終わった。

 次に、ドリアを食べたのは高3の時だった。
 当時、本八幡の川長ビル1階には喫茶店があり、わたしと友人と卒業した先輩の3人で入った。

 そして、友人はピラフ、先輩はハンバーグ定食、わたしはドリアを食べた。美味しかったのだろう、その後もこの喫茶店に入ると、一本調子でドリアを注文していた。

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