妻と駅のホームで電車を待っていた。線路と並行して走る国道を見ると、脇道を入ったところに1台の国産ミニバンが止まっていた。
すると、70代後半に見える細身の白髪男性が杖を持ちながら車から降りてきた。そして、リハビリセンターで歩行訓練をしている患者のように、杖を付きながらおぼつかない足取りでそろりそろりと歩き、突風が吹いたら倒れそうな感じだった。全く知らない他人だが、人として心配になった。
どこへ行くのか目で追っていると、近くの持ち帰り寿司店に入った。よほど寿司が食べたかったのだろう。どんなに歳を取っても食欲があるのはいい。と、関心している時、あれ? この男性運転席から降りなかったっけ。と、頭をよぎったのだ。ただ、遠目だったのではっきり目撃していたわけではなかった。
妻にそれを話すと、あのような高齢者が運転できるわけながい。きっと、家族の運転で連れてきてもらったんだよと答えた。わたしもそうだよな、見間違えかと思ったが、一応確認したくなった。
買い物を済ませた男性が杖を付きながらそろりそろりと歩いて車に戻ってきた。さて、運転席のドアを開けるか、それとも後部座席のドアを開けるか。
男性は運転席のドアを開けたよー。寿司の入ったナイロン袋と杖を先に車の中に入れてから運転席に座ったよー。ひとりだよー。車のリアしか見えなかったが、高齢者マークも障害者マークも貼ってないよー。
こわいよーこわいよー😱
バックライトが点灯したよー。国道にバックで侵入しようとしているところで、電車が来たのでその後は確認できなかったが大丈夫か。
あんな足取りでは、脚でアクセル・ブレーキを操作できるはずがない。きっと両手だけで運転ができる福祉車両なのだろう。
もう30年近く前になるが、わたしは福祉車両を運転したことがある。ハンドル後ろの左脇からバイクのハンドルみたいなレバーがにょきっと突き出していて、そのレバーを押すとブレーキ、引くとアクセルで、シフトレンジは普通AT車と同じだった。
また、ハンドルには旋回ノブが取り付けてあり、運転が楽だったなぁ。福祉車両でない車に旋回ノブを付けても違反ではないので、うちの車にもエアバックの動作を妨げないように旋回ノブ取り付けようかな。
高齢ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違えは、両手で操作する福祉車両のレバーにすれば減るかもしれない。いや、これはこれで押すのと引くのを間違えるかな。
なお、福祉車両は通常の車と同じように脚でのアクセル・ブレーキ操作もできる。

















