犬が臭くなる理由 猫が臭くない理由

 「なにしてるの💢」
 妻の怒声が響くと、わたしに向けてなのか、斑に向けてなのか、分からなくなった今日この頃だ。

 さて、犬猫の臭いには口臭・体臭・尿臭・便臭があるが、タイトルは体臭に限った話。よく、犬は汗をかかないと聞くが、正しくは2種類の汗をかく。

アポクリン汗腺(皮脂腺)

  • 犬猫:全身から分泌
  • 人間:特定された部分から分泌
    頭皮の毛穴・外耳道(耳たぶ〜鼓膜)・脇の下・乳輪・外陰部・へそ、肛門の周辺など

エクリン汗腺

  • 犬猫:肉球と鼻先から分泌
  • 人間:全身から分泌

 体温はエクリン汗腺から出る汗で調整するので、犬は汗をかかないと言われるのだろう。

犬猫の体温調整

  • 犬:ハァハァと舌を出して(パンティング)調整
  • 猫:体毛を舐めて毛繕い(グルーミング)をして、唾液が蒸発する気化熱で調整

猫がパンティングをしていたら熱中症や呼吸器疾患の可能性があるので、病院で診てもらいましょう。

犬が臭くなる理由

 全身にあるアポクリン汗腺から分泌される汗(腋)は、皮脂と酸化して雑菌になり繁殖する。これが臭いの原因だ。人間のワキガも、同じことがいえる。「キミ、なんか耳臭くない?」って人は、風呂での耳甲介(じこうかい・耳穴周辺)の洗いや、耳掃除が疎かになっていることが考えられる。

猫が臭くない理由

 少し前に友人が、
『ウチの歴代ネコたち(5匹)は、誰ひとりとしてフロに入れたことがないが、臭いヤツはいなかった。みんなイイニオイだった。』
 と、Facebookに投稿していた。

 わたしが過去に飼った猫たち(3匹)も、15年半生きた愛猫でさえ、風呂に入れたのは数える程度だった。しかし、友人が投稿した通り、臭い愛猫は1匹もいなかった。現在の斑も同じことが言える。

 犬と同じく全身のアポクリン汗腺から汗を分泌しているのに、なぜ猫は臭くならないのか。

 それは、唾液は無臭で消臭殺菌作用があり、猫は舌で丹念に体をグルーミングしたり、顔も唾液を付けた前脚で洗うからだ。人間も擦り傷や切り傷を舐めて殺菌することがある。口内の傷の治りが早いのも唾液のお陰だ。

 風呂に入れることを考えなくてもいい点では、ブラッシングだけで済ませられる猫の方が犬より飼うのが楽なのである。

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