カードが承認されませんでした!?

 先日、妻がiPhone XS Max(256GB)からiPhone 15 Pro Max(256GB)へ機種変更した。

 機種変理由は、

  • 画面の操作性、特にタップの反応がもっさりしてきた
  • バッテリーの最大容量が82%だった
  • 5年は使っていた
  • 5G非対応だった
  • カメラ性能が今となってはしょぼくなった
  • 加えてなぜかiPhone XS Maxのカメラシャッター音は大きい

 などが挙げられた。

 帰宅して旧iPhoneから新iPhoneへのデータ転送は、わたしがクイックスタートで行った。過去のiPhoneではiTunesで旧iPhoneのバックアップを取り、新iPhoneにリストアしていたが、これだとライトニング×USBケーブルを使い、パソコンを介さなければならない。

 クイックスタートは新旧iPhoneを並べておけば手順に従ってBluetoothでデータ転送ができる。妻のiPhone XS Maxのストレージ使用量は221GB強だったが、2時間ほどでデータ転送が完了。なかなかどうして便利な機能だと思う。興味のある人は文末リンクの動画をご覧ください。

 データ転送後は、旧iPhoneから新iPhoneにnanoSIMを移し、また、この機にiCloudは200GBから2TBにプラン変更し、妻をファミリー共有してふたりで利用できるようにした。妻のiPhoneストレージ使用量は65GB弱になりましたよ。

 ところで、なんでiCloudのストレージ容量は5G(無料)、200GB、2TB、6TB、12TBと、200GBの次が2TBと跳ね上がるのだろうか。


 さて、わたしのスマホは2020年に購入したiPhone 12 Pro Max(256GB)だった。その前は妻と同じiPhone XS Maxだったが、5G対応のiPhone 12 Pro Maxに惹かれ、2年足らずで機種変更をした。

 iPhone 12 Pro Maxは別段不満はなかった。ただ、バッテリーの最大容量が80%になったので、バッテリー交換をして今しばらくこの機種を使ってもいいかなぁと思っていたが、丸4年は使っているので、9月に発売が予定されているiPhone 16 Pro Max(256GB)を購入するつもりだった。

 ところが、妻のiPhone 15 Pro Maxをいじくっているうちに、同機種が欲しい衝動が走ったのだ。子供がお気に入りのロボットのおもちゃで遊んでいると、隣の子供が更に進化した新しいロボットのおもちゃで遊んでいて、それを見ているうちに欲しくなり、親に「買って〜」と、せがむ子供の心境となんら変わりはない。

 9月まで待てなくなったのだ。それにiPhone 16の価格が据え置きだったとしても円安で日本円価格は上がる。したがって、先に述べたとおり、現在のiPhoneには、なんら不満はなかったので、iPhone 15でもiPhone 16でも構わなくなったのだ。

 と、言うことで、
「おれもiPhone買う」
 と、妻に宣言し、深夜にパソコンのSafariからApple Storeを開き、iPhoneを注文することにした。

 Apple IDでログインし、支払い方法はApple Payに紐付けしているクレジットカード(以下、カード)で注文手続きをした。

注文内容

  • モデル:iPhone 15 Pro Max
  • 色:ブラックチタニウム(妻はブルーチタニウム)
  • ストレージ:256GB
  • 下取りを利用しない
  • 一括払い
  • あとで通信キャリアと接続する
  • AppleCare+による保証なし
  • ストアで受け取り

 そして、注文手続きを完了させると、
 カ ー ド が 承 認 さ れ ま せ ん で し た 。
 と、決済拒否されたのだ。

 は? なんで?? 支払いを滞ったことは一度もない。利用残高不足でもない。他のカードも同様にわたしに非があることはしていない。iPhone 15 Pro Maxを買うと決めた時点で、先に画面のガラスフィルムとケースをAmazonから購入したが、この時も同カードで決済した。交通系決済アプリのチャージも電子図書購入もiCloudの月々のサブスクもApple Pay(同カード)で決済している。にも関わらず決済拒否とはどういうことだ?

 再度注文手続きをしても決済拒否。もう一丁やっても決済拒否。ならばとiPhoneからApple Payで注文手続きしたがこちらも決済拒否された。

 深夜だから? デジタル社会の時代それは考えられない。
 メンテナンス中? それだったら、メンテナンス中のためご利用できませんと、表示されるだろう。
 カードが不正利用された? いや、時々カードアプリで残高を確認しているし、銀行から大枚が引き落とされた形跡もないのでそれはないだろう。

 解せない、全く持って解せない。ん〜ひょっとして、Apple Payで注文手続きはせずに直接カード指定したけど、姓も名もローマ字表示されて、横丁には『全角で8文字以内に収めてください。』と補足があり、姓も名も漢字に変えたんだよなぁ。電話番号もカード登録時とは違う番号を入力したなぁ。これらがダウトだったのか? いや、やっぱり解せない。ま、兎にも角にも明日カード会社に問い合わせなければ埒が明かない。


 翌日10時過ぎ、カード会社のカスタマーセンターに問い合わせることにしたが、以前問い合わせた時、音声ガイダンスのメインメニュー、サブメニュー1、2の選択肢が多過ぎで何番にかければいいのか困惑させられたことがあった。

 したがって、今回は音声ガイダンス一覧をダウンロードして該当番号を把握してから電話をしたが、自動音声で『オペレーターにお繋ぎします。なお、サービス向上のため音声は録音させていただきます』と言う割には、その後も自動音声で『ただいま大変混み合っています。もうしばらくお待ちください』と言って、ノイズの酷い音楽に切り替わるを繰り返すばかりで、なかなかオペレーターに繋がらない。

 3度目の電話で漸くそれとも運良くなのか、
「お待たせいたしました。カスタマーセンターの××と申します」
 と、オペレーターに繋がった。

 わたしが、事細かにカードが承認されない状況を話すと、本人確認をされた後、
「担当部署にお繋げしますので、このまましばらくお待ちください」
 と、言って、またノイズの酷い音楽が流れ、十数秒後オペレーターから、
「申し訳ありません。担当部署が混み合っています。折り返し担当部署から本日中にお電話を差し上げますがよろしいでしょうか」
 と、言われたのだ。

 本日中かよ・・・。
 ┐(´ヘ`)┌
「分かりました」
「ありがとうございます。電話番号は現在お掛けの番号でよろしいでしょうか」
「はい、その番号でお願いします」
 と、口頭でも為念電話番号を伝えて電話を切った。

 あ、このスタッフの名前なんだっけ?


 それから、1時間、2時間、3時間、4時間と待たされ、痺れを切らしてこちらから電話を何度もかけたが、『大変混み合っています云々』一点張りの自動音声で、オペレーターには繋がらない。イライラしてほんとうに本日中に電話があるのか疑い出した頃に、担当部署らしき0120ではじまる番号から着信があったのは14時44分だった。

 随分と待たすじゃないかと文句の一言も言ってやろうか。いや、やめとこう。カスタマーセンターは大変だと思いますよ。何人体制なのかは分からないが、ひっきりなしに電話が鳴りっぱなしなのだろう。電話に出た男性スタッフは、しゃがれた疲れ切った感じの声だった。
「藤泉庵様のお電話でお間違いないでしょうか、はぁはぁ。大変長らくお待たせして申し訳ありません、はぁはぁ」
 てな感じで、気の毒になりましたよ。

 わたしがオペレーターに事細かく状況を伝えていたのがよかったのだろうか、この男性スタッフはすぐに、
「Apple Storeから決済されたのが確認できました。セキュリティーロックがかかっていたのでそれを外しました、はぁはぁ」
 と、言った。

 セキュリティーロック?
「わたしに何か問題でもあったのでしょうか」
 と、問うと、男性スタッフは、
「Appleの場合、不正決済が多いので、何らかの理由でセキュリティーロックがかかってしまうことが多いんです、はぁはぁ」
 と、答えた。

 なるほど!
 と、到底納得できる回答ではなかったが、
「セキュリティーロックを外しましたので、10分後から、15時から利用できます、はぁはぁ」
 と、言われ、わたしも即iPhone 15 Pro Maxを購入したかったので、
「15時を過ぎれば使えるようになるんですね。うん、分かりました。ご苦労様。ありがとうございました」
 と、言って電話を切った。

 15時過ぎ、Apple Storeから注文手続き開始。ストア受け取りは本日、配送は翌日で、翌日は予定があったので、ストア受け取りにしてApple Payで決済した。

 メールには注文確定の通知が届き、それから10分後には商品の受け取り準備ができました。と、メールが届いたので、早速出かける支度をして、Apple 丸の内へ受け取りに行き、帰宅後は妻のiPhoneと同じく、クイックスタートでデータ転送を行い、データ転送後に旧iPhoneから新iPhoneにnanoSIMを移し、eSIMは再ダウンロードした。うん、やっぱり新機種はいいものですね。

余談

 今回妻のiPhone 15 Pro Max購入にあたり、妻は一括払い主義だったが、ケータイ時代から、ずーっとドコモ一筋だったので、わたしはドコモのいつでもカエドキプログラムを勧めた。同プログラムを利用すると、例えば分割で23回支払い新機種に変えた場合、残価額117,480円は免除される(機種の破損等があると免除減額)。オニキスのワンナップシステムと同じようなものなのだ。

iPhone 15 Pro Max(256GB)の価格

  • Apple(一括):198,000円
  • ドコモ(一括):236,940円

いつでもカエドキプログラム

  • 月額:5,193円
  • 23回目支払合計額:119,460円
  • 24回目残価額:117,480円

※Appleで一括払い購入するより78,540円お得


 それ、2年縛りみたいなものじゃん。と思われる人もいることだろう。その通りだ。無限ループのように同プログラムを利用し続けなけないとお得感がない。また同プログラムはイベントなので、ドコモ都合で無くなることも考えられる。そうなると残価も支払うことになるだろうし、Apple価格より割高になってしまう。機種を返却しても査定額を差し引いた残価は発生するだろう。

 後日妻から、
「ねえ、あんたはAppleから一括購入したけど、私もAppleから一括購入できなかったの? 私が分割払いは嫌いだってこと知ってたよね。それにAppleで買ったほうが安いのに自分だけAppleから購入して💨」
 と、言われた。

 わたしは返す言葉がなく、
「2年後に新機種に機種変すれば、78,540円お得だよ」
 と、話を逸らすと、
「私、2年後に機種変しない。面倒臭い」
 と、返してきた。
∑( ̄ロ ̄;)!
「機種変更しなさい」
「そうすると、あんたもまた欲しくなり機種変更するんでしょ」
「・・・・・・」
「なんか言ってみ!」
オッシャルトオリデゴザンス…_〆(゚▽゚*)

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