買う予定はあったので衝動買いではない
我が家のPanasonic製42インチプラズマテレビ2台のうち、居間の1台は就寝以外は義父母が付けっぱなしにしていたからだろうか、2016年に画面左端にライトブルーの線が縦に現れるようになり、それが日に日に幅を広げ出したのだ。購入元に修理を依頼すると、既にプラズマテレビは生産販売終了していたので新品の42インチ液晶テレビと無償交換してくれた。5年保証期間ギリギリセーフだったのだ。そして、不具合もなく映っていたが、数ヶ月前から画面全体が白や淡い色になるとうっすらと黒い影がホルスタインの牛柄のように出るようになった。そろそろ替え時か、買うなら60インチ以上と決めてはいたが、何分安い買い物ではない。今しばらく騙し騙しこのテレビで我慢するかと購入を躊躇していた。
ところが、先月家電量販店でテレビ売り場を覗いたら、1台だけ2022年発売のSONY製55インチ有機EL 4Kテレビが定価の54%OFFで売り出されていたのだ。
1年落ちでなんでこんなに安いのか、近くにいた20代に見える女性店員に尋ねると、
「現物限りです」
と、言われた。
なるほど、目の前の展示品が54%OFFで、つまるところこのテレビは1年前から営業中は映像を流しっぱなしってことになる。劣化もその分早いことだろう。 “安物買いの銭失い” ってことわざもある。ソニータイマーもある。でも54%OFFは魅力的だ。ん〜どうしよ。こういう時のわたしは意外に慎重だ。
しかし、妻は掘り出し物を見つけたようにそのテレビの前に不動明王のように立っていて、
「どうする、これにする?」
と、聞いてきたので、わたしは待て待て待てと、あーでも無いこーでも無いと言い出すと、
「じゃぁ買わんのか」
と、言ってきたので、
「65インチ(有機EL)の新製品を買おう」
と、笑顔で返すと、
「アホか! 高いやろ」
と、苦々しい顔でしっぺ返しされた。
そして、わたしがなかなかゴーサインを出さないでいると、妻以上に店員がイラついたのだろうか、
「5年保証(有償[販売価格の5%])に加入すれば、故障して修理できない場合は新製品(後継機種)との交換になります。この製品はもう製造されていませんので😉ウフ」
と、ここで遠山桜を曝け出すように切り札であろう最終カードを切ってきたのだ。
うまいセールストークだなぁと思いつつも店員さんはウソ偽りは言っていない。居間のテレビも5年保証に加入していたので無償で新品のテレビに交換ができた。なかなか最後の一歩を踏み出せなかったわたしを、
「これ、買います」
と、即断即決させた。
そして、浮いたお金で? ブルーレイレコーダーも新たに購入した。既存のPanasonic製ブルーレイレコーダーはもう1台のテレビで使っているがHDD320GBと少なめで、居間のテレビで使っていたPioneer製DVDプレーヤーも故障して使えなかったからだ。HDD4TBで4K録画もでき、加えて3番組同時録画もできるので、見たい番組が同時刻もしくは時間差で時刻が重なる時の録画に便利だ。
テレビ(BRAVIA)
SONY XRJ-55A80K [55インチ 4K 有機EL]
発売日:2022年8月6日

ブルーレイレコーダー
SONY BDZ-FBT4200
発売日:2023年6月10日

因みに既存のPanasonic製ブルーレイレコーダーは、番組表を画面全体表示した時、画面左上に放送中の映像が表示されるが、購入したSONY製ブルーレイレコーダーには放送中の映像を表示する機能はない。SONY製ブルーレイ・DVDレコーダーは全てそうなのだろうか。選局中も映像が見られるのは便利なんだよね。
適正視聴距離
テレビには適正視聴距離があるようでフルHDと4Kとで距離が異なる。フルHDはテレビ画面の高さの3倍、4Kはテレビ画面の高さの1.5倍の距離。
例)テレビ画面の高さが60cmの場合の適正視聴距離
フルHD:180cm
4K:90cm
大は小を兼ねる。迷ったら大
今回購入したテレビの高さは73.8cm。枠幅を除いて70cmなので適正視聴距離は1.05mになる。うちは20畳LDKで、わたしはダイニングから視聴することが多く、テレビまでの距離は4〜5m、居間で視聴しても1.5〜2mになる。よって、55インチテレビがやって来た日に、やっぱり65インチだったなぁと思った。
普段視聴する場所や距離にもよるが、一般的に1m未満で視聴することはあまりないと思う。よって、6畳だったら50〜55インチ、4.5畳は40〜45インチがいいのではないだろうか。8畳以上だったら迷わず65インチ以上だ。大は小を兼ねる。
有機ELと液晶テレビ
妻は次に買うのなら有機ELテレビと決めていたようだ。わたしは無頓着だったが、確かに有機EL 4Kテレビで4K放送を見ると風景映像が鮮やかで色彩にも深みがあり、人物の髪の毛1本も認識できるほど精細だった。
先日もUSB-C×4K HDMI変換ケーブルを買いに家電量販店に行った時、テレビ売り場ではちょうど『篤姫』が4K放送されていて、4Kの有機ELと液晶とのテレビ映像の差に唖然としましたよ。画像精度の差は歴然だった。
知らぬが仏ということわざがあるが、わたしは液晶テレビでも十分だった。文句もなかった。しかし、有機ELテレビを知ってしまったのだ。つまり、50m先のマリリン・モンローより100m先のイングリッド・バーグマンを知ってしまったってことなのだ。
☝︎なんだそれ💨
高がテレビでそこまで映像精度を求めることはないだろうと言われようが、遅かれ早かれ4Kがスタンダードになり、やがて8Kスタンダードの時代がくることだろう。
主な有機ELテレビ製造各社
- Panasonic(VIERA)
- SONY(BRAVIA)
- SHARP(AQUOS)
- TOSHIBA(REGZA)
- LG
各社競うように販売していて、サイズは48、55、65インチ。リモコン操作のUI/UXはSONYよりPanasonicが優っていると思う。
ソニータイマー
昭和の時代、ソニー製テレビやオーディオ機器は購入から1年の保証期間が過ぎると故障するという噂があった。わたしもソニー製品好きの同僚から「1年経つと故障するよ。でも1回修理すると後は問題ないよ」と、言われたことがある。実際にわたしもソニー製CDプレーヤーを購入したら1年後故障した。しかし、修理したらその後は不具合もなく何年も使えた。ベーターマックスを購入した友人も1年経ったら故障し、修理したらその後問題はなかった。
今回の2製品の買い物は、新製品の有機EL 65インチ4Kテレビ1台買うより安く済んだ。夫婦で鰻重食べて、天ぷら食べて、とんかつ食べて、寿司食べて、焼肉食べて、酒かっくらってもお釣りがくるほどだ。賢い買い方をしたのかな。
テレビが自宅にやって来た
はじめて自宅にテレビがやって来た時、わたしは幼児だったので覚えていない。しかし、父がわたしを連れて銭湯に行く時に『ひょっこりひょうたん島』や『ウルトラマン』の歌を歌詞めちゃくちゃで口遊んでいたと話したことがあるので、昭和41〜42年(1966〜1967年)の頃だと思う。
テレビは母方実家がカラーテレビを買うことになり、既存の白黒テレビ(17インチだったかな)を譲ってもらったものだった。父が自宅から母方実家まで電車で往復してもらって来たと、後年母から聞いたことがある。電車経路だけでも片道120kmはある距離で、重いブラウン管テレビを抱えて帰ってきたのだから、大そうな物をよく取りに行ったものだと感心する。きっと、わたしにテレビを見せたいがための親心だったのだろう。
思えば家庭のテレビサイズは驚くほど大型になったものだ。わたしが子供の頃の家庭のテレビサイズは14〜18インチが一般的だったと思う。テレビもブラウン管で画面のアスペクト比(横縦比)は4:3(スタンダード)だった。それが、ハイビジョン時代の到来で16:9(ワイドスクリーン)になり、家庭のテレビサイズは49、50、55インチが一般的みたいだ。
そもそもテレビのアスペクト比が4:3だったのは、映画のスクリーンサイズ4:3に合わせたからだ。しかし、アメリカでは1950年代テレビが国民的メディアになり映画産業は落ち込み、映画はテレビとの差別化と競争力から、迫力と臨場感を増すため、シネマスコープ(12:5)やワイドスクリーン(16:9)などのサイズになり、再びテレビが映画に合わせてワイドスクリーンになった。
昭和の時代、テレビで映画番組を見たことがある人は覚えがあると思うが、当時はシネマスコープやワイドスクリーンの映画を比率変換もせずにそのままテレビで放送していた。恐らくまだ比率変換技術がなかったのだと思う。したがって映画の左右の映像はテレビでは見えなくなり、演者が各々スクリーン左右の端っこに立って会話をするシーンでは、テレビには演者が映らず、会話だけが聞こえるなんてこともあった。また、演者の顔がアップになると、近すぎて見ずらかったものだ。その後映像編集技術が進むと、映画の左右いずれかに映像を移動することができるようになり、比率変換もできるようになると、テレビの上下は黒縁や空白になるがスタンダードテレビでも映画のスクリーン全体を映せるようになった。
因みにテレビのアスペクト比が16:9になったのは、4:3(1.33)でも12:5(2.35)でも正しく変換すれば、映像面積を同じぐらいに表示できるから。4:3の数字をそれぞれ2乗したは誤り。
ところで、ワイドテレビってなんだったんだ? スタンダードの映像を単に横に広げただけだったので間延びした映像になり、ハンフリー・ボガートもイングリッド・バーグマンもマリリン・モンローも台無しじゃないか。横に広がることでスポーツは迫力が増したかもしれないけど茶番だったね。

当時のチャンネル
当時はBSもCSもケーブルテレビもない、地上波の音声モノラルのアナログ放送だけで、関東地方のテレビ局(ローカル局は除く)のチャンネルは以下の通りだった。
- 1ch:NHK総合(現・総合1/総合2)
- 3ch:NHK教育テレビ(現・Eテレ1/Eテレ3)
- 4ch:日本テレビ(現・日テレ)
- 6ch:TBSテレビ
- 8ch:フジテレビ
- 10ch:日本教育テレビ(現・テレビ朝日)
- 12ch:東京12チャンネル(現・テレビ東京)
上記各局視聴にはUHFアンテナが必要で、46ch千葉テレビ(現・チバテレ)視聴にはVHFアンテナが必要だった。
ブラウン管テレビは人間味があったなぁ。映りが悪くなったらテレビをぶっ叩くと、『あ、すみません🙇♂️』と、立ち直りましたから。でも年数を重ねるうちに、ぶっ叩く頻度も多くなり、『もう勘弁してください😭』と、弱音を穿くようになり、終いにはいくらボコっても、うんともすんとも言わずへこたれてしまった。
わたしもガキでしたからね。
「なんで、映らないんだよ」
と、泣きながらボコっていたのを覚えています。
はじめてのカラーテレビ
小1のある日、学校から帰宅すると、居間に置かれていた白黒テレビの場所に、ナショナル製16インチカラーテレビが、『はじめまして!😉』と、煌びやかに厳かに鎮座していた。
驚きましたねぇ🤩 こんな大事なことをひとり息子のわたしに内緒にしておくなんて不逞両親だ😆
しかし、すぐにカラーテレビを見ることができなかった。それは、UHFアンテナを白黒テレビ用からカラーテレビ用に交換する必要があったからだ。それにこの頃になると、テレビの世帯普及率は95%になり、白黒テレビからカラーテレビに替える家庭も増えたため、アンテナ設置が追いつかず1週間待つことになった。
1週間後、カラーテレビの映像を見た時は、天然色ダァー! 鮮やかな映像に興奮しましたよ。VHFアンテナも設置してもらったので、千葉テレビも視聴できるようになった。
スタンダード29インチテレビ
その後、6畳居間のカラーテレビは3台替えたと思うがいずれも18インチだった。成人になると自分の部屋にも14インチカラーテレビを置くようになった。そして、居間に大型テレビが、と言ってもスタンダート29インチテレビだったが、我が家に来たのは26歳の時だった。友人から安く買えるから一緒に買わないかと誘われ購入したのだ。
テレビはPanasonic製BSチューナーと文字放送内蔵の『PANACOLOR X[29型TH-29TS1(定価299,000円)]』で、別売りのBS用パラボラアンテナ一式も付属し送料込みで29万円だった。この頃はテレビサイズ≒価格だったように思える。18インチから29インチになったのだから、「でかっ😳」と思ったが、今では屁でもないサイズだ。いや、ちっちゃと思えるサイズになったものだ。
なぜ、26歳と覚えているかというと、わたしが29インチテレビを買ったことに触発された、つまらんことでライバル意識を燃やす別の友人が、翌年1990年10月に発売されたPanasonic『画王』を購入して優越感に浸たっていたのを覚えているからだ。画王がT-1000型としたら、PANACOLOR XはT-800・モデル101型。簡単に言うとPANACOLOR Xは画王の旧モデルってとこかな。
BS用パラボラアンテナの取り付けには苦労した。ちょっとでもパラボラアンテナの向きが変わると映像が映らないのだ。わたしが2階のベランダでパラボラアンテナの向きを微調整しながら、1階の居間では母にテレビの前でモニター監視してもらい、親子二人三脚で設置作業をした。
数日後、購入を誘われた友人に電話をすると、パラボラアンテナの設置がうまくいかなかったのだろう「BSは諦めた」というのだ。そこで設置の手伝いに行ったら、難なくBS視聴できるようになり、友人の父親からえらく褒められ、照れ臭かったのを覚えている。























