
1月下旬、妻から『山田洋次ミュージアム・寅さん記念館』の招待券を渡された。
どうしたのか聞くと、購読している新聞の販売所のチケットサービスに応募したら当たったと答えた。チケットサービスのチラシを見せてもらうと、美術展や名品展など7種から選ぶことができ、妻が『〜寅さん記念館』を選んだのはわたしのためだろう。感謝✨
と言うことで、先週末葛飾柴又へ妻と行ってきた。柴又には何度も行っているが、駅前広場に面する駅舎上部のみ “柴叉” と「又」より一つ点が多い「叉」が使用されていることにはじめて気がついた。なんでだろ?
それにしてもフーテンの寅像と見送るさくら像が立っている駅前広場はコンビニや飲食店が広場を圧迫するように立ち並び、狭っ苦しくなりましたなぁ。
『〜寅さん記念館』は帝釈天題経寺の裏側近くにある。帝釈天を参拝した後、寺の脇道から山本亭(山本榮之助翁の自宅・カメラ部品製造[山本工場]の創設者)を通り抜け『〜寅さん記念館』に着いた。(「山本亭」の通り抜けは無料、館内は100円)
感想。帝釈天を参拝したら、ぶらっと『山田洋次ミュージアム・寅さん記念館』に行ってみるのもいいかもしれない。入館料も両館共通券で一般が500円とワンコインで観ることができる。
『寅さん記念館』は、くるまや菓子舗、朝日印刷のセット、くるまやの模型、昭和30年代の帝釈天参道のジオラマなどが展示されていて、寅さんファンは半日居ても飽き足らないことだろう。
『山田洋次ミュージアム』は、同氏が脚本や監督をした映画紹介に撮影機材や在りし日の松竹大船撮影所のジオラマなどが展示されている。
さて、帰りは参道に戻り、「大徳」で川海老佃煮と杏の紫蘇漬けを買い、「高木屋老舗」の店内で草だんご・焼きだんご・磯おとめの三種セットを食べた。
そして、一旦外に出たならばシラフでは帰らない我が妻。妻に従うようにして日暮里の酒屋の立ち飲みに行った。
以前、この酒屋のことを投稿した時は “角打ち” と記したが、女将には角打ちと立ち飲み屋との違いにこだわりがあるようで、
「うちは角打ちじゃないよ。立ち飲み屋だよ」
と、言うのである。理由は、
「角打ちは酒屋(酒売り場)の一角を立ち飲みスペースにして設けたもので、うちは酒屋とは別に立ち飲みを設けているので角打ちじゃないよ〜」
とのことだった。
なるほど、確かにその通りだ。酒屋に入ると右側に暖簾がかかった立ち飲み客用出入口ドアがあり、酒屋と立ち飲み部屋は壁で仕切られ、厨房中央後ろに暖簾がかかった店用出入口があり酒屋レジと直結している。よって、酒屋側からは立ち飲み部屋が隠れて見えない作りになっている。ここは立ち飲み屋だ。
コロナ禍3年目、外飲みはめっきり減り、この酒屋からは毎月日本酒一升瓶6本を注文し家飲みばかりで立ち飲みは久しぶりだったが、以前と変わらぬ楽しい宵酒だった。


















