
現在CSでは「ルパン三世(2015年TVシリーズ)」が再放送されているが、第3話のタイトルが『生存率0,2%』と、小数点がドットでなくコンマだった。このシリーズは海外では唯一イタリアでも本放送されたので、イタリアの小数点記号に合わせたのだろう。ほんと日本人って気配り配慮を怠りませんね。
さて、日本では整数桁区切りはコンマ、小数点以下はドットを使うが、国によって反対だったり、スペース、アポストロフィーなどを使う国もありまちまちだ。
桁区切り:コンマ(小数点:ドット)
スタイル:1,234,567.89
国名:オーストラリア、カンボジア、カナダ(英語圏、非公式)、中国、香港、イラン、アイルランド、イスラエル、日本、韓国、マカオ(中国語と英語)、マレーシア、マルタ、メキシコ、ナミビア 、ニュージーランド、パキスタン、ペルー(通貨番号)、フィリピン、シンガポール、南アフリカ(英語圏、非公式)、台湾、タイ、英国、およびモザンビーク、米国を除くその他の連邦州
桁区切り:スペース(小数点:ドット)
スタイル:1 234 567.89
国名:カナダ(英語圏;公式)、中国、エストニア(通貨番号)、香港(教育)、メキシコ、ナミビア、南アフリカ(英語圏;非公式)、スリランカ、スイス(通貨番号のみ公式に推奨)、英国(教育)、米国(教育)
桁区切り:スペース(小数点:コンマ)
スタイル:1 234 567,89
国名:アルバニア、ベルギー(フランス語)、ブラジル、ブルガリア、カナダ(フランス語圏)、コスタリカ、クロアチア、チェコ、エストニア、フィンランド、フランス、ハンガリー、イタリア(教育)、ラテンアメリカ、ラテンヨーロッパ、ラトビア、リトアニア、マカオ(ポルトガル語のテキスト)、モザンビーク、ノルウェー、ペルー、ポーランド、ポルトガル、ロシア、セルビア、スロバキア、南アフリカ(公式)、スペイン(2010年から公式に使用) 、スウェーデン、スイス(通貨番号を除いて公式に推奨)、ウクライナ、ベトナム(教育分野)
桁区切り:ドット(小数点:コンマ)
スタイル:1.234.567,89
国名:オーストリア、ベルギー(オランダ語)、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル(非公式およびテクノロジー)、チリ、コロンビア、クロアチア(簿記およびテクノロジー)、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、インドネシア、イタリア、ラテンアメリカ(非公式)、 オランダ、ルーマニア、スロベニア、セルビア(非公式および技術分野)、スペイン(2010 年まで使用)、トルコ、ウルグアイ、ベトナム
桁区切り:コンマ(小数点:中点)
スタイル:1,234,567・89
国名:マレーシア、フィリピン(今日では珍しい)、シンガポール、英国(昔、手書き、教育)
桁区切り:コンマまたはスペース(小数点:ドット)
※整数3桁目で区切り、後は2桁単位で区切る
スタイル:12,34,567.89 or 12 34 567.89
国名:インド、ネパール、バングラディシュ、パキスタン
桁区切り:アポストロフィー(小数点:ドット)
スタイル:1’234’567.89
国名:スイス(コンピューティング)、リヒテンシュタイン(コンピューティング)
桁区切り:アポストロフィー(小数点:コンマ)
スタイル:1’234’567,89
国名:イタリア(手書き)、スイス(手書き)
桁区切り:ドット(小数点:アポストロフィー)
スタイル:1.234.567’89
国名:スペイン (手書き、1980 年代まで使用)
桁区切り:コンマまたはスペース(小数点:ドット)
スタイル:123,4567.89 or 123 4567.89
国名:中国本土(歴史的に漢民族が多数派民族である地域)
実際、日本の会社が海外の会社と商取引をした時、桁区切りの記号が異なったため大損したこともあったようだ(例:商品1個12,000円で掛売りしたら1個12円×個数で入金された)。
海外の会社と商取引をする時の見積書や発注書の金額には、必ず通貨マークを入れてドル建てにして、桁区切り記号の認識を共有することは必須事項ですね。
ところで、漢字文化圏の数字の位の数え方は、一、十、百、千、万・・・一億・・・一兆・・・なので、
一万:1,0000
一億:1,0000,0000
一兆:1,0000,0000,0000
小学生の頃、4桁区切りではないのかと疑問に思い、母に「なんで3桁区切りなのか」質問したことがあった。
わたしの母ですから、
「見やすいから」
と、論理的根拠のない答えを返したが、わたしはわたしで、この母の子ですから、そーなんだ、見やすいからなんだ。と、納得したものだった。
数字の3桁区切りを理解したのは、中学生になってからだった。英語の数字読みが、「thousand」「million」「billion」「trillion」「quadrillion」と3桁ごとに変化することを教わり、漸く真の理由を知ったのである。
1,000(one thousand)
1,000,000(one million)
1,000,000,000(one billion)
1,000,000,000,000(one trillion)
1,000,000,000,000,000(one quadrillion)


















