
今週、妻と2泊3日で京都へ行ってきた。ホテルは出発日前週に妻がネットから予約したが、はじめ、ネタにもなりそうな「変なホテル京都」と言う名のホテルを妻が見つけ、ここに宿泊しようかとなったが、奇を衒うような名のホテル。きっと子供連れ客も多いのだろう、そんな家族連れが隣のルームだったら賑やかだろう、それにホテルの公式サイトにもご丁寧に防音設備完備と記してあったので、やっぱり騒がしい客が多そうだなと判断してこのホテルは却下。木屋町にある「SH by the square hotel」を予約してここに宿泊した。
1日目
移動日。午前自宅を出発して午後ホテルにチェックイン。夕食はどこで取ろうかと夕方前にホテルを出て、木屋町通りに入り四条大橋まで散策し先斗町に入る。古い人間のあっしとしては、先斗町から連想されるのは「お座敷小唄」。
♫富士の高嶺に 降る雪も
京都先斗町に 降る雪も
四条大橋通りから先斗町の狭い通りに入り、昭和の風情を期待したが、なんだろねぇ、通りを挟んだ鴨川沿いの店は昔からのお店が多かったが、反対側は焼肉屋や洋食店もあり多国籍化され、イメージしていた先斗町とはほど遠かった。ただ、それでも先斗町のお店に入ろうかと思ったのだが、
「一見様はおことわりどすえ〜」
とか、カタコトの日本語で、
「イラッタイマテ」
なんて言われることも無きにしも非ずだ。
よって、先斗町での夕食はやめて、ホテルに戻る道すがらお店を探すことにしたが、なかなか入りたくなるようなお店がなく、
「もう、京都駅に出よう。駅周辺でお店を探そう」
と、言うことになり、京都駅に向かうバス車内で妻がスマホで良さげなお店を見つけて、京都駅に着くと電話予約をして「炭火とワイン(京都駅前店)」で取った。
2日目
ホテルで朝食を取り、宇治にあるご先祖の墓参り。あぢー。いつものように21墓もあるご先祖の墓前に妻が樒と線香を立て、グロッキー気味なわたしは墓石に水をかける役。管理人が墓周りの草むしりをしていてくれたのはありがたかった。
そして、お墓に向かって題目を三唱したのだが、うっかり直近の墓だけに向かって三唱しちまったもんだから、あと20基個別に三唱することを考えただけで凹み、残り20基のご先祖様には申し訳なかったが、墓全体を向いて、
「いか〜ど〜ぶ〜ん〜」
と、一礼して済ませ、暑さでぼーっとしたわたしが、
「21基もあるなんて、一つの碑にしちゃえばいいじゃないか」
と、少々乱暴な言い方をしたら、妻が、
「そんなことしたら、お金がかかるやろ💢」
と、返してきたのでただただ無言になった。
墓参りを済ませ、菩提寺の住職にご挨拶をして、妻の従兄(以下、兄さん)とその娘さんと合流。兄さんが運転する車に乗り、平等院南口駐車場に車を駐めて昼食。兄さんは天ざるそば、妻はざるそば、わたしと娘さんは天ぷらそば(海老天2尾)をいただいた。
昼食後、10円硬貨表に刻まれている平等院鳳凰堂を拝観する。(補足:日本の貨幣は「日本国」と刻まれている側が表)
平等院を拝観するのは、中学3年の時の修学旅行以来だったが、当時のことはものの見事に忘れているので、じっくり拝観するのはこれがはじめてと言ってもいいだろう。
拝観後は、兄さんの車で京都市中をドライブ。兄さんも娘さんもちゃきちゃきの大阪人。言わずと知れたよくしゃべる地域のDNAを持った人たちなので、車中ではしゃべりっぱなしだった。千葉人のわたしの2倍3倍、いや10倍喋ると言っても過言ではないかもしれないが、わたしにはなぜか大阪弁は和む。
また、車中ではところどころで大阪人らしい京都の悪口も出たが、普通こちらには全く知らぬ存ぜぬの悪口でも聞いているだけで段々とイラッとするものだが、それを感じさせず、反対に笑ってしまうのは、大阪弁の特権かもしれない。
バラエティ番組で松本人志も「(標準語だったら笑いにならないことでも)大阪弁だからおもろいんやろなぁ」と、言っていたことがあったが、仮に吉本新喜劇を標準語でやったらあそこまで面白くならないと思いますよ。大阪弁のイントネーション、言い回し、言葉の表現の豊かさ、そして、必ずオチをつけて笑いに持っていくのは大阪弁の成せる技だろう。
市中ドライブ途中で八坂神社近くにある「亀屋清永(かめやきよなが)」に寄り、1000年前から存在する日本最古のお菓子と言われている『清浄歓喜団』をはじめ、『餢飳(ぶと)』など数種のお菓子を購入した。
夕食は予約していた「京料理 かじ」で会食。兄さん&娘さん、笑い盛りだくさんの楽しい1日をありがとういございました。


3日目最終日

ホテルで朝食を取りチェックアウトして二条城へ。ホテルから二条城までタクシーで行き、途中レトロな建物の京都市役所を通過したが、りっぱな建物でしたねぇ。
年配の運転手さんから二条城を管理しているのは京都府ではなく、京都市であることを教えてもらい、加えて、
「二条城には徳川家の家紋と天皇家の菊紋がありますが、京都市が管理していますから(二条城内に)京都市の紋章も……ははは」
と、京都人らしいというべきなのか、最後まで言い切らない奥ゆかしさを覗かせてくれたが、大阪人の兄さんや娘さんだったら、
「二条城を管理しとる京都市の紋章があってもええ。よう知らんけど」
とでも言っていたのかな。
さて、二条城に着くと、只今 “世界遺産・本格修復事業” 中で、本丸御殿を観覧することができなかった。わたしが、
「修復中で本丸が見られない!? その分料金安くしろってんだ」
と、妻に愚痴ったら、妻は真逆のことを言いましたよ。
「修復中なんて滅多に見られへん。これはこれでええやん」。
なるほど、逆境でもそう言うプラス思考もあるなぁと、考え直し、天守閣跡(天守台)から望む修復中で本体が全く見えない本丸を撮ったが軍需工場の建物のようだ。
庭が広ーい、こんな家に住みたいものですなぁ。
二条城観覧を済ませ、帰路の京都駅へ。「うおりきジェイアール京都伊勢丹」で、浜名湖産鰻の蒲焼きを買って帰宅後夕飯でいただいた。鰻は背開き蒸し焼きの関東焼きでなく、腹開き地焼きの関西焼きだったので、その分身が引き締まった蒲焼だった。浜名湖産は関東焼きでも関西焼きでもおいしくいただけることがわかったが、それとも関東焼き用、関西焼き用に分けて養殖しているのかな。



















