こないだの土日の休みを利用して、わたしと妻は従弟夫婦、叔父叔母に会いに行ってきた。前橋に宿泊する予定だったが、国体開催中の影響から前橋では宿泊先が取れず、高崎に宿泊することになった。
初日、妻と高崎白衣大観音を拝観してから前橋駅で従弟と合流。わたしにとって、実に34年ぶりの前橋駅下車だった。
前橋は母の祖父母が住んでいたところで、子どもの頃は夏冬の休みになると、必ず祖父母の家にはの親戚6家族一同が賑やかに集まっていたが、わたしの家族（両親とわたし）は、祖父母の家への最寄駅として前橋駅で下車していた。
子どもの頃の前橋駅は、南口はなく北口ロータリーだけで、電車は地面を走り、駅舎も昭和昭和していたが、今は駅舎は建て替えられ、電車も高架になり、わたしの子ども時代の前橋駅は消え失せて、別物の前橋駅に変貌していた。
従弟と合流後、従弟のマイカーで臨江閣を観光。
臨江閣は、第二期群馬県の初代県令であった楫取素彦の提言で建てられた建物で、本館は迎賓館として1884年（明治17年）9月、茶室は1884年（明治17年）11月、別館は貴賓館として1910年（明治43年）に建てられた、近代和風の木造建築による建築物である。本館と茶室は県指定、別館は市指定の重要文化財。
（出典：臨江閣＠Wikipedia）
生憎、この日は閉館期間中で、建物の中に入ることはできなかったが、それでも庭園を歩きながら、本館・別館の外観を見ているだけで、明治時代へタイムスリップした錯覚を覚える。臨江閣は前橋のお勧め観光スポットですね。
臨江閣を観た後、従弟夫婦の家を訪問。従弟夫婦の家は、元祖父母夫婦の家があったところで、それを従弟が買い取り、新築して住んでいた。
私たち夫婦は大島梨をいただきながら、従弟夫婦と談笑していたのだが、高崎観音で群馬名物焼きまんじゅうが食べられなかったことを悔やんだら、従弟の奥さんが「買いに行きますよ」と言ってくれた。
高崎観音では、夏季は焼きまんじゅうが売れないらしく、高崎観音のどこの売店でも焼きまんじゅうが販売されてなく、中には店を閉めているところもあったのだ。
わたしも妻も高崎観音では焼きまんじゅうを食べることを楽しみにしていたが、諦めの早いわたしは焼きまんじゅうは次回にするかと、早々に断念したが、妻は違っていたようだ。
現に高崎観音で妻は、
「焼きまんじゅう食べられないのぉ〜」
を連発して相当残念がっていた。
きっと妻は、高崎観音から高崎駅へ向かうタクシーの中でも、高崎駅から前橋駅へ向かう電車の中でも、臨江閣観光中でも、従弟の車の中でも、はたまた従弟夫婦宅での談笑中も、頭の中は『焼きまんじゅう・・・焼きまんじゅう・・・おーい、焼きまんじゅう・・・』と、意気消沈していたのかもしれない。
なので、従弟の奥さんから「焼きまんじゅうを買いに行きますよ」と、言われたとき、妻は表情ひとつ変えずに無言で従弟の奥さんを見つめていたが、きっと体の中では、だんじり祭りが催され、従兄弟の奥さんが救世主に思えたに違いない。
焼きまんじゅう、ごちそうさまでした。
夜は従弟夫婦と割烹入舟で会食。先付け4品、刺し身3点、焼き鳥各種が次から次へと出され、揚げ出し豆腐、ミニ親子丼が〆だったが、焼きまんじゅうを食べ過ぎたかな、完食できなかった・・・申し訳ありません。楽しい会食を済ませ、わたしたちは高崎のホテルへ宿泊して初日終了。
2日目11時、前橋大島駅で従弟と待ち合わせて桐生の叔父叔母宅へ行く。因みにこの叔父叔母は従弟の両親で、当初叔父叔母宅にはわたしたち夫婦だけで訪問する予定だったが、従弟夫婦も同行することになり、従弟の車で桐生の叔父叔母宅へ向かった。
正午前に叔父叔母宅に着くと、志多美屋（したみや）の日中の営業終了時間が14時だったので、今し方購入していたソースかつ丼弁当（妻の父母分を含め4つ）を叔母からお土産として渡された。ありがとうございます。
昼食は、みんなでどんさん亭に行き焼肉を食べ、その後わたしたち夫婦は従弟夫婦と桐生が岡動物園を見学する。桐生が岡動物園と桐生が岡遊園地は隣接しているが、共に入場料無料！（遊園地の乗り物は有料）。
動物園見学後、叔父叔母宅へ戻り、御年97歳の叔父の母も交えて、ひもかわうどんをいただく（わたしたちは、ひもかわのもりうどんとカレーうどんをふたりで1人前ずつ注文）。冷たいひもかわと温かいひもかわとで違う食感を楽しむ。
夕刻、新桐生駅まで従弟に車で送ってもらい帰路に就く。叔父叔母夫妻、従弟夫妻、ありがとうございました。とっても楽しく美味しい旅であった。
