西船橋駅

 総武本線は都内から江戸川を渡り千葉県に入ると、市川駅、本八幡駅、下総中山駅、西船橋駅、船橋駅・・・と、延びているが、市川駅、下総中山駅、船橋駅が明治半ばに開業しているのに対して西船橋駅は昭和33年と半世紀以上も後に開業されている。

【市川駅】明治27年(1894年)7月20日開業
【本八幡駅】昭和10年(1935年)9月1日開業(開業予定はなかったが、前年の昭和9年に市川市が発足し、市役所が現在の場所に置かれ「役所近くに省線(現JR)の駅が無いのはおかしいべ」と、急遽開業された)
【下総中山駅】明治28年(1895年)4月12日中山駅として開業
【西船橋駅】昭和33年(1958年)11月10日開業
【船橋駅】明治27年(1894年)7月20日開業

 西船橋駅は、中山競馬場の利用者への交通の利便を図る役割として開業され、現在は3社5路線(JR東日本[総武本線・武蔵野線・京葉線]、東京メトロ[東西線]、東葉高速鉄道[東葉高速線])が乗り入れをしている。

 また、過去には総武快速線の停車駅にすることも検討されたようだが、さらなる混雑が予想されるためお見送りとなっている。因みに総武線下りホームから北側を見ると、総武快速線のホームを作るスペースは確保されている。

 さて、ネットで開設当時の西船橋駅の写真を見つけたらコメントに、

今の西船橋駅が位置する場所には、かつて葛飾小学校の校舎とグラウンドがありました。(まいぷれ[船橋市]より引用)

 と、記されていた。

 そこで、過去の西船橋駅周辺の地図を調べてみると、現在の西船橋駅下り総武線普通の線路より北側から国道14号線までの四方を囲む一体が葛飾小学校だったようだ。

 国道14号線(千葉街道)に繋がる北口一通道路出口手前の歩道には、葛飾小学校開校の地の石碑もあった。

 石碑表面(歩道側)の碑文には「明治25年(1892年)にこの地に開校し、昭和34年(1959年)に国鉄西船橋駅開業に伴い、印内1丁目の地に移転した」ことが刻まれていて、裏面(車道側)には校歌が刻まれていた。また、表面には現在の校章、裏面には昭和27年(1952年)まで使用されていた校章も刻まれている。

 1950年頃の西船橋駅ができる前の版画地図を見ると、辺り一面が田んぼ。のどかな田園風景が広がっていたのでしょうね。

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