T.G.I.FRiDAY’Sで腹いっぱい

 一昨日までグアム旅行をしていた友人夫妻。現地から写真をFBに掲載していたけど、ほんとうはグアムじゃなくて御宿か館山じゃねぇの? と、疑念を抱かせる旅先で食べた『T.G.I.FRiDAY’S』のハンバーガーを帰国後写真付きでmixiに掲載していた。

 日記には、

うわっ!! デカッ!! ハンバーガーもデカイけど…ポテトの量もスゴイっす!! ガブッ!!とワシ掴みでハンバーガー喰らいたいけど…デカ過ぎて…ナイフ&フォークのお世話になります。肉&ベーコン&パンのハーモニー、素敵です。やはり、The Americaを堪能するにゎ肉肉肉ダァー!!!

 と、書かれていた。

 わたしは、読み手の食欲心理を巧妙についた振り込め詐欺的トラップの何ものでないこの感想にまんまと引っ掛かり、知らず知らずのうちに催眠をかけられているようにそそられて、今日の昼食は『T.G.I.FRiDAY’S(上野中央通り店)』で取った。マクドナルドやロッテリアのようなお店をイメージしていたがファミレスですね。

 余談だが、『T.G.I.FRiDAY’S』とは、”Thank God, It’s Friday(花金だ!)” の略語かと思ったら、お店のオフィシャルサイトには、”Thank Goodness It’s Friday(やったー!今日は金曜日だ!)” から命名したと書かれていた。

 1965年、ニューヨークの香水のセールスマン、アラン・スティルマンが、マンハッタンの一角にあった古い居酒屋を買い取り、当時独身だった彼は、そこを街のスチュワーデス達との出会いの場にしようと、シングルバー(独身者のためのバー)をオープンしたのがはじまりだそうだ。粋だねぇ✨

 閑話休題。

 店に入ると、アメリカはテキサス州からはるばるやってきました風の紺色のカジュアルを着たホストにテーブルを案内され、席に着くとホストと入れ替わるようにして、元ウェスタン村でバイトしていました!を連想させる、麦わらのテンガロンハットをかぶり、赤を基調としたシャツとスカート姿の可愛らしいウェイトレスがお出ましになり、テーブル脇でひざまずき、そして甘えるような声で、

「いらっしゃいませ! こちらのテーブルを担当させていただきます、××です! よろしくお願いします!」。

 ここは、メイドカフェか🤔

 わたしがランチバーガー(サラダ付)を注文すると、

「プラス150円でドリンク飲み放題です😊」
 と、ウェイトレスの可愛い笑顔にそそのかされ、ペプシコーラを追加注文する。いちいち自分で注ぎに行かなくちゃならないドリンクバーでなかったのはありがたい。

 ドリンクは、ペプシコーラ、ジンジャーエール、コーヒーなど6種類くらいからチョイスできるが、対象ドリンクであれば、途中で変えることもできる。つまり、全種類を150円で飲むことができるのである。あたしゃ全種類完飲なんてことはしませんでしたけどね。

 さて、最初にサラダが出され、これを食べ終わってしばらくしたらランチバーガーが運ばれてきた。

 写真のとおり、友人が言ってたとおり、デカッ!

 メークインだか男爵だか知らんが、ポテトフライの量も、おっきなじゃがいも2つ分はありましたよ。おぼっちゃまの友人はフォークとナイフでハンバーガーをお食べになられたようだが、庶民のわたしはハンバーガーをフォークとナイフで食べたことがない。それに片方のパンには野菜が盛られていて、もう片方が肉。一体全体どのようにして食べたら美味しく食べられるんだ。しばし考えあぐねる。でもって降参。ホストを呼び、
「どのようにして食べれたいいのですか?」
 と、照れ笑いしながら質問すると、
「肉の上にケチャップとマスタードをお好みでかけて、野菜側のパンをその上に乗せ、この紙(写真の肉側パンの下の三角の白いやつ)で包み食べてください」
 と、やさしく丁寧にご教示くださった。

 で、教わったとおりに出来上がったのが写真のハンバーガー。顎が外れそうになるくらい大きな口を開けてかぶりつく。パンの硬さと肉の焼き具合と野菜のバランスよく、噛んだ時の食感がいい。美味しい✨

 肉の量は120gとウェイトレスが言っていた。マクドナルトのクォータパウンダーとほぼ同じ量だが、野菜、ポテトフライの量を考えると、「ちょっと小腹が減ったので食べに行こ」は、わたしには完食はむりぽ。旅先では肉料理ばかり食べていた友人の胃袋は偉大なり。

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