京成電鉄展

 今日は自宅から徒歩10分ほどの芳澤ガーデンギャラリーに『京成電鉄展』を観に行った。今年9月、京成の本店が押上から京成八幡駅前に移転することを記念しての開催だそうだ。

 会場内は京成電鉄100年のあゆみが年表順にパネルでの説明と当時の資料や写真が展示されていて、会場奥の側面には全長約19mの直線を疾走するNゲージのスカイライナーのジオラマ、プラレールも展示されていた。

 また、別室では成田空港駅から京成上野駅までただただ疾走するスカイライナーの運転席から撮影された映像が大きなスクリーンで流れていた。

 わたしは鉄ちゃんではないので5分ほどで退室したが、鉄ちゃんは36分間見続けているのだろうか。因みに、この映像はブルーレイとDVDで販売されていた。

 京成線は1912年(大正元年)11月3日に押上 – 市川(仮・現江戸川駅西方)・曲金(現・高砂)- 柴又間が開業。その後、買収、吸収合併等を行い路線を延伸し、1933年(昭和8年)12月10日に上野(当時は上野公園駅)- 成田が開通。現在の路線に至っている。

 ところで、江戸川駅は開業当時は伊予田駅と名乗り、間もなく市川駅に改称されている。1914年(大正3年)8月30日に市川鴻の台駅(現・国府台駅)が開業して江戸川駅に改称された。

 江戸川駅は東京なのになぜ市川駅だったのか。それは戦前は軍都だった市川の国府台には教導団、野戦重砲兵が二連隊と陸軍病院があったから、陸軍としては江戸川駅より市川駅のほうが都合がよかったのだろう。『京成電鉄展』は、20131014日まで開催されている。

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