
昨日、もう15時はまわっていたと思う、Facebookに投稿されていた川千家のうな重の写真があまりにも美味しそうで、それを見ていたら居ても立ってもいられなくなり、ネットでお店の情報を調べ、急いでシャワーを浴び、着替えをして、葛飾柴又帝釈天の参道にある「川千家」のうな重を食べに行って来た。
柴又駅の改札口を出ると、広場中央の寅さんブロンズ像が出迎えてくれる。寅さんの左足、特に左親指に触ると祈願成就すると、もっぱらの評判らしく、左親指辺りだけ、ピッカピカの黄金色に光っていた。わたしは、寅さんブロンズ像を横目に参道に入り、柴又街道と交差する交差点を過ぎると右側に映画「男はつらいよ」の “とらや” のモデルとなった、だんご屋「高木屋老舗」がある。
余談だが、テレビドラマ「男はつらいよ」の団子屋は帝釈天入口に一番近い、亀家本舗がモデルとなり、映画もここをモデルにする予定だったが、映画第1作公開前に亀家本舗が木造から鉄筋に改築したため、映画では柴又屋がモデルになり、高木屋老舗は、スタッフ・キャストの休憩所や衣装替え等の柴又ロケの拠点として使用させてもらい、第5作から高木屋老舗が団子屋のモデルになった。そして、その腹いせかどうかは知らないが、柴又屋が昭和末期に店名を『とらや』に改名したため、第1作から『とらや』だった団子屋の名前は、第40作以降『くるまや』に変えざるを得なかった。
さて、17時を過ぎると、参道を歩く人並みはまばらで、お店も片づけをはじめるところもあった。川千家に入店すると、中央から右側が4~6名座れるテーブル席、左側が小上がりの座敷席で120名収容、また、少人数の会合から100名収容できる大小14部屋座敷の宴会場もあり、かない大きな店である。因みにラストオーダーは19時。夜に行かれる人は早めに行きましょう。
わたしは、テーブル席を選んだ。事前にネットでチェックしていたが、うな重は注文してから25分くらいかかるとのことだったので、わたしはまず冷酒とうな重・松(肝吸い、お新香付)を頼んだ。
すると、ウェイトレスが、
「冷酒だけでよろしいんですか? おつまみはいかがですか?」
と、催促するようにおつまみを薦めてきたので、鯉の洗いを追加で頼のみ、うな重が出されるまで、冷酒で鯉の洗いを楽しみ、済んだ頃にうな重が運ばれてきた。
うな重は、松竹梅あるが、鰻の大きさが違うだけで種類は同じ。鰻のタレは、塩っぱさが残る甘辛。このお店のタレには、鰻の焼き加減と風味から、松より小さい竹・梅の鰻の方が合うかもしれない。現に来る客来る客みな、竹か梅を注文していた。食べ終わった後、竹・梅の鰻がかなり気になった。次回は竹だな。
店を出て、帝釈天で食後に参拝😅 帰りは高木屋でだんごでも買って・・・と、思いきや、いやぁ~18時頃には参道の店店の表のシャッターや戸は、あんたに売るようなものはねえと、言わんばかりにことごとくピシャと閉められていた。参道のお店って閉店が早いんですね。
柴又駅から高砂駅に戻り、京成高砂駅から八千代台駅に行き、友人の行きつけの店で飲んで歌ってこの夜のわたしの1日は暮れた。


















