血液型診断

 唐突に「結果発表!」みたいなタイトルを付けてしまったが、決してわたしの血液型の診断結果をここで発表し、自画自賛に浸るたぐいのものではないことを取り急ぎ申し上げておきます。

 どういう訳か、昔から人の血液型に興味があるわたし。
 血液型診断が巷でブームだった頃は、能見正比古氏の本を買いあさり、雑誌でも血液型の特集があると、それだけのために買ったり、テレビ番組でも欠かさず見たり、友人を見れば「A型でしょ」とか「B型の性格はねぇ…」とか、まるで、昨日から空手を習い始めたばかりの少年が、翌日には得意気になって友達に空手を教えているような無邪気なこともあったが、わたしに限らず似たような人たちはいたのではないだろうか。

 よく、「血液型診断は占いと同じ」とか「血液型で性格なんて分からないよ」と言う人もいるが、わたしはそうは思っていない。血液型診断でよく “気質” と言う言葉が使われるが、気質とは性格の中に含まれるもので人間が生まれ持ってきたもの。血液型も人間性や人間形成においてなんらかの影響を与えているのではないかと思っている。

 血液型相性診断などに興味を持っている人の中には「わたしは何型とは合わない」と、まるで「わたし納豆がだめ」と食べ物の好き嫌いと同じような扱いでもの申す人がいるが、これは誤った利用をしていると思うし、損をしていると感じている。

 日本人の血液型A型、O型、B型、AB型の比率は4:3:2:1。

 例えば「わたしはO型は嫌い」と言う人は日本人口の3割を嫌っていることになる。こんなつまらいことはありませんね。

 同じO型(他の血液型にも当てはまる)でもA型同士の両親から生まれるO型もいれば、B型同士の両親から生まれるO型もいる。A型、B型の両親からもO型は生まれ、当然、O型同士の両親からはO型が生まれる。人それぞれに育った環境、生活・社会環境、学んだこと、経験したことなどでいろいろと人格が形成されていくはず。血液型はあくまでも “気質” で、性格全般を決定づけるものではないのだから考え直した方がよろしいのではないか。同じ血液型でも相性が合う合わないはあるのだから。

 因みにわたしはO型。父がO型で母がA型。
 わたしが中学の時、幼少の時からお世話になっている医院に血液型を調べに行ったのだが、それまで父はAB型って言っていた。で、医師からは、
「O型ですね」
 って言われ、わたしが、
「父がAB型で母がA型なんですけど…」
 って心持ち不安げに質問したら、医師も、
「あっ…そーう……」
 って口ごもるし、翌日今度は父が自分の血液型を調べにこの医院に行ったときにゃ、医師の頭の中には“家庭崩壊”の4文字が浮かんだそうだ。結果、父はO型。セ、セーフ。

 さて、ネットの血液型に関するサイトで『ABO式血液型と人間性の関係を科学的に解明する』というのがある。筆者はKANAMITSU AKITADA氏(以下、筆者)。その中に能見正比古氏の『血液型でわかる相性』、C・G・ユンク氏の『心理学的類型』を要約し、さらに筆者が独自の見解を加えた『世界のABO式血液型の分布』があり、なかなか興味深かったのでご紹介する。

 なお、文中に “遺伝子” という単語が出てくるが、A遺伝子はA型、AB型。B遺伝子はB型、AB型と理解してください。また、筆者がA型なので、A型の分析については少々辛辣かも。

目次

気質

A型は自分の内面と深くかかわっている

 判断方法は直観判断。ものの見方を変えれば「言うは易し、行なうは難し」。このために、往々にして結論を出すことが出来ず右往左往する。この状況を見て、A型の人は「おとなしい」とか「協調性がある」とか「本音を言わない」と早まった結論を出したりする。A型の人が必ずしも上記のような性格を持っているなどということは決してない。結論を出すことが出来ず、右往左往、マゴマゴしている人が多いだけのこと。

「日本人は本音を言わない」という印象を欧米人は持つと聞く。ところが、欧米は日本よりA型が多い。その原因は、欧米にはA型が多いために長年の経験からモラトリアムとアイデンティティの使い分けが文化として成立している個人主義。

B型は自分よりも外のものに興味がある

 判断方法は感覚判断。自分の立場を絶対的なものと感じる。このことが協調性がないとかワガママという印象を周囲に与えたりもする。

O型は感情的

 判断方法は感情判断。「受け容れるか拒むか」という感情によって判断する。

AB型は合理的

 判断方法は直観判断と感覚判断。AB型といえば「冷たい」「合理的」。

文化とABO式血液型

A型の割合が多い民族の文化の特徴は “知識や経験を絶対視” する

 知ったことを絶対的なものと感じない限りものの見方を変えることはできない。また、自分の立場を絶対的なものと感じない限り何も知ることはできない。A型の割合が多い民族は外向的。知ったことを絶対的なものと感じる社会を創る。

B型の割合が多い民族の文化の特徴は “自分の内面を絶対視” する

 A型同様に知ったことを絶対的なものと感じない限りものの見方を変えることはできない。また、自分の立場を絶対的なものと感じない限り何も知ることはできない。B型の割合が多い民族は内向的。自分の立場を絶対的なものと感じる社会を創る。

O型の割合が多い民族の文化の特徴は “理性的なものを重視” する

 感情によって判断する。成功することもあるが、失敗することも多い。これを克服するために“理性的”なものを重視する社会を創るようになる。

AB型の割合が多い民族の文化の特徴は “情を重視” する

 合理的に行動する。成功することもあるが、失敗することも多い。これを克服するために“感情的”なものを重視する社会を創るようになる。

遺伝子の分布

【世界地図】黄色:O遺伝子 赤色:A遺伝子 青色:B遺伝子

A遺伝子

 A遺伝子の人の多い地域は、先端地域であるマレー半島から外洋へ人類が進出したポリネシア地域、オーストラリア地域や先端地域であるチュコト半島から、アメリカ大陸へ進出した地域。先端地域のヨーロッパ辺り。A型の人は結論を出すことが出来ず、右往左往マゴマゴしている間に周辺地域に追いやられる。言い方を変えると「自分の生き方を見つけようとする」。自分の生き方を見つけようと未知の地へ。この二つの要素が、A遺伝子を「僻地」「先端地域」へと進めたのではないか。そして先端地域から海外へ。僻地は、先端地域、海外ばかりではない。険しい山、ヒマラヤやエチオピアの高原地域にもA型が比較的多い。

B遺伝子

 B遺伝子の人の特に多い地域は、インドシナ半島~インド~中央アジア~ウラル地域とモンゴル~中国の華北・東北地方~ロシアの極東地域。インドネシア。その他、旧大陸は僻地を除けば大体多い。例外も多いが全体として見ると人類の中心地域に多い。A遺伝子が「自分の生き方を見つけようと未知の地へ」に対してB遺伝子は“既知の地域”に多い。

O遺伝子

 O遺伝子の人が多い地域は、中南米とアフリカ。O遺伝子の人は「受け容れるか拒むか」という感情によって判断する。人間にとって最も拒みたいものは「死」。A遺伝子やB遺伝子の人は、自分の法則とか自分の立場に基づいて行動するため「信念に従って突き進み、死をも恐れず」なんていう行動を起こしやすい。これに対して、O遺伝子は「受け容れるか拒むか」という感情によって判断するために、このような行動は控える傾向を示すと予想される。アメリカインディアンの先祖たちは、後からアメリカ大陸に渡ってきたA遺伝子、B遺伝子に追いやられる形で南アメリカへ南下した。

血液型比率

 世界で1番多い血液型はO型だが、日本はA型が1番多い。

世界

 A型:36.8%
 B型:16.3%
 O型:41.5%
 AB型:5.4%

日本

 A型:38.2%
 B型:21.9%
 O型:30.5%
 AB型:9.4%

おまけ

犬の血液型

 B型が80%強を占め、残りがA型、AB型が半々くらい。O型はいない。

猫の血液型

 猫種によるがA型80%~100%。AB型5%~15%、B型3%~5%という比率。O型はいない。

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