江戸時代の喧嘩の捨て台詞で、
「もうおめぇんとこでクソしてやんねぇよ!!」
ってのがある。この時代、クソは田畑の肥やし(肥料)として使われ、農家に売れたのである。値は町人より美味しい物を食べていた武家のクソのほうが高かったそうだ。
今朝のニュースで幼稚園で子どもたちに和式トイレの使い方を教えているところをやっていた。和式トイレを見たことがないと言う子どももいた。
昔の子どもは洋式トイレに戸惑い今の子どもは和式トイレに戸惑う。なんだか可笑しいねぇ。
我が家は30数年前に和式トイレから洋式トイレに変わった。写真は我が家のトイレのタンクに今でも貼られている腰掛便器(洋式トイレ)の使い方のシール。今ではこんなシールは無用だが当時はまだ必要だった。
私がはじめて洋式トイレにご対面したのはいつ頃だったろうか。小学生の何年生で場所はどこだったのかはすっかり忘れたが初対面のときは戸惑ったのを覚えている。
小は中ぶたは上げて便器の中に放てばいい。では、
クソは??? 中ぶたの役目が分からなかった。この上に両足を乗せてするのか、いや、それにしては安定感がなさ過ぎ。却下。座るのか!? そうだ! だから洋式なんだ。と、勝手な解釈で納得。あとは座る向き。ズボンを下ろしている状態で前を向いて便器に跨ることはできない。自然と後ろ向きが正しいと判断し後ろ向きに座る。あーでもない、こーでもないといろいろ試し、やっとアイドルモードからドライブモードへ。うんうん、これだこれだな。ほっ。
ところが、洋式トレイは和式トイレと異なり踏ん張るに踏ん張れないことが判明。友人らも、私と同じように、
「洋式トイレは踏ん張れないんだよなぁ」
と、言っていた。
まだまだ和式トイレに絶大なる人気があった頃の話である。

















