タッチタイピング

 以前はブラインドタッチと言われていて、わたしもこの名称に愛着があるが、“ブラインド”に問題があり、今ではタッチタイピングと言われているようだ。

 パソコン利用者でタッチタイピングでキー操作している人はどのくらいいるのだろうか。わたしがタッチタイピングを覚えたのは10年ほど前。タッチタイピングを覚える前も指は小指以外は使っていたので、それほど不自由なくキー操作はでき、軽快と言えば軽快だった。タッチタイピング? 必要ないね。って感じだった。

 ところが、ある職場で仕事をしたとき、隣の技術者がタッチタイピニストだった。カタカタと軽快にキーを打つ手を見ているとその打鍵が実に美しい。そう、美しいと思ったのがきっかけでわたしはタッチタイピングを覚えた。元々、小指以外は使っていたので、習得するまでにはさほど時間かけずに覚えられた。ん~美しい(自画自賛)。

 因みに『タッチタイピング=速く打つため』ではない。タッチタイピングは正確に打鍵することを目的としている。そして、正確に打鍵することで結果速く打てるようになるということなのだ。

 タッチタイピングを覚え、十指を動かすということはボケ防止にも良いかもしれない。余談だが、数年前パソコン教室に通い、パソコンのいろはから習った親友に、
「タッチタイピングも習ったの?」
 と、聞いたら、
「習ったよぉ、オレ、タッチタイピングしかできないから」
 と、誇らしげに言われた。

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