たまご

 写真は、「とよんちのたまご」の生卵とバウムクーヘン。昨年大晦日に保険屋のおねえちゃんからいただいたもので、生卵が2パック入っていた。既に2台の冷蔵庫には22個あったので42個になっちまった。どうしたろうか、どうしたろうか。

 大晦日に2個使い、昨日は義兄と義兄の長女家族が来訪し、夕食のすき焼きで10個使い、今日は朝食で5個使ったので25個になった。

 とよんちのたまごの黄身は濃厚な黄色だった。小学生の頃、NHKの科学番組「レンズはさぐる」で卵が取り上げられた時、鶏に赤、黄、紫、黒に着色した飼料をそれぞれ与えた結果、生卵の黄身は真っ赤な色、真っ黄色、黄紫色、透き通った黒色だったのを覚えている。

 黄身の色は飼料によって変わるだけだ。おしなべて濃厚な黄色をしているから味も濃いとか旨味があるということではないだろう。

 とよんちのたまごは、濃厚な黄身の色にたがわぬ濃厚な味だった。バウムクーヘンは、しっとりしていてたまごの旨味が引き立った。ごちそうさまでした。

生卵を食べる国は?

 ところで、生卵を食べるのは日本と韓国くらいだ。但し、韓国には日本のようなたまごかけごはんの食習慣はない。わたしの頭に浮かぶ、生卵を使った韓国料理は、ユッケとビビンバとお粥、半熟だったらクッパ、完熟だったらチヂミくらいしか挙がらないが、韓国にもたまごを使ったいろいろな料理があることだろう。

 日本は、たまごかけごはん、すき焼き、牛丼、かけそば・うどん、ぶっかけ、ラーメン、カレーライス、つくね、納豆などに使われ、もりそばにもつゆに入れるうずらの生卵が出されることがある。

 そして、加熱調理されたたまごを含めると、カツ丼、親子丼、きつね丼などの丼もの、鍋焼きうどん、おじや、雑炊、ハンバーグ、オムライス、オムレツ、チャーハン、茶碗蒸し、ゆでたまご、半熟たまご、温泉たまご、目玉焼き、たまご焼き、だし巻きたまご、炒りたまご、かきたま、たまご酒などなど、たまごはさまざまな料理に欠かせない食材であり一品ですね。

 日本の生卵は生産の段階から鶏舎の環境を整え、流通の際にも卵の殻の洗浄、除菌が行われ、世界最高水準の衛生管理みたいだ。

 台湾、香港、シンガポールでも生卵が使われるが、日本から輸入した生卵を使っている。

 海外では生卵は加熱調理するのが基本だ。日本のような衛生管理をしないのでサルモネラ菌が発生していることがあるのだ。したがって、イタリアのカルボナーラの生卵は卵の殻が洗浄、除菌されたものが使われいる。サルモネラ菌は75℃以上で1分以上加熱すると死滅する。


 25個のたまご。数日はたまご料理が多くなることだろう。

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