カメラレンズの保護

 スマホの話。2011年、個人のスマホ保有率が14.6%で、まだガラケー時代だった頃、既にAndroidやiOSのスマホを使い始めていた友人や仕事仲間がいた。わたしはそれに触発されたのだろう、何不自由を感じなかったガラケーから、iOSのiPhone 4でスマホデビューを果たし、その後は、iPhone 5、iPhone 6、iPhone 6s、iPhone XS Max、iPhone 12 Pro Maxと買い替え、現在はiPhone 15 Pro Maxを使っている。

 そして、画面保護フィルムとスマホケースも毎度購入していたので、iPhone 6からカメラ部分が本体から出っ張るようになっても過去のiPhoneは傷ひとつ付けたことがなかった。

カメラレンズ修理38,800円!?

 ところが、iPhone 15 Pro Maxのカメラレンズは、直近で使っていたiPhone 12 Pro Maxより、ひと回り大きくなったせいなのだろう、本体背面を下にして置くとカメラレンズが接触して汚れることが多くなったのだ。

 もし、カメラレンズが損傷したら、わたしは保証プランのAppleCare+に加入していないので、正規店でも最低38,800円、非正規店だと7万円以上の修理費がかかってしまう。したがって、転ばぬ先の杖、Amazonでカメラレンズ保護フィルムを探すことにした。

 最初、カメラ部分全体を覆うカバーを買おうと思った。しかし、現在使っている本体ケースと緩衝する恐れもあると購入を躊躇した。

 次に、3つのカメラレンズを個々に保護するフィルムを検討したが、

  • レンズとフィルムの間に結露が発生することはないか
  • フィルムを被せたことでカメラ性能に支障をきたさないか
  • フィルムが剥がれることはないのか

 などなど、不安要素ばかりが頭を巡らせ、こちらも購入を躊躇した。

 そして、ん〜どうしたものかと、色々探していたら、ムムムと、目が止まったのがスライド式カメラカバーケースだった。

 これだ! わたしは良さげの商品をピックアップしてレビューも参考にして、画像左の商品を勇んで購入しようとしたら、もうひとりのわたしが耳元で囁いてきた。
「ちょっと待て。おまえがそれを直ちに購入したとしよう、そしたら明日自宅に届くよね、それを見たかみさんが、『あんたやけ、なにしてん』と、ふてくされるかもしれなよ」と。

 そ、そう、その通りだ。妻も同機種を使っている。またまた危険を犯すところだった。我に返ったわたしは、妻に購入の意思があるか聞いてみることにした。
「ねえ、iPhoneのカメラレンズが大きくなったせいか、汚れることが多くなったんだよね。もしカメラレンズを損傷したら、修理費が7万円以上するんだよ。でね、こんなケースを買おうと思っているんだけど、キミも買う?」
 と、妻もAppleCare+未加入だったので、敢えて非正規店の金額を挙げて、パソコンに表示していたスライド式カメラカバーケースを見せた。

 すると妻は、
「私もね、今使っているケース、大きくて持ちにくいんだよね。買う」
 と、返してきたのだ。

 正直、丈夫な妻は、
「いらん。そんな無駄使いして。最初からそれ買っておけばよかったじゃない」
 と、愚痴ると思っていましたよ。囁いてきた自分、ありがとう。

 ただ、妻は背面が透明を希望したので、画像中央のカメラカバー付きロック式360℃全面保護ケース(以下、360℃保護ケース)を購入することになった。

 翌日商品が届くと、わたしが使うスライド式カメラカバーケースは問題なく装着できたが、妻が希望した360℃保護ケースは、些か問題点があり、妻のiPhoneに装着できなかったのだ。

 決して商品に不具合があったり、粗悪だったのではない。

 購入した360℃保護ケースは、本体を完全密封して、”厳重にお守りいたします” と、ロックするものだった。

 妻のiPhoneには既に画面保護ファイルが貼られ、背面にはショルダーストラップのホルダーを装着するため、本体に厚みが増して360℃保護ケースがロックできなかったのだ。

 妻は、画面保護ファイルを剥がし、ショルダーストラップも使わないと言い出したが、それはやめるよう促し、結果画像右のカメラレンズ保護フィルムを装着し、今までのケースを使うことになった。

スライド式カメラカバーケース

メリット
  • カメラ部分が閉ざされているので盗撮を疑われることがない。電車の座席に座っている時、向かいの座席に座ってスマホをいじっている人のカメラがこちらを向いていたり、街中や屋内でも他人のスマホのカメラがこちらを向いていると、撮られているの?と、思うことがある。そんなことはまずないが、気持ちいいものではない。裏返せば、自分もそう思われていたかもしれない
  • 真っ黒画面が撮れる
デメリット
  • スライドする手間があるので瞬時の撮影ができない。わたしは瞬時に撮らなければならないシチュエーションもなければ、咄嗟に撮れなくて凹んだこともないので問題なし

その他

  • 個体差があると思うが、スライド部分が兎に角固くて開閉しづらかったので、スライド部分を外して嵌め直したり、左右反対に嵌めてスライドさせたりして、元に戻して嵌めたら、いい感じに開閉しやすくなった。
  • スライドさせて開ける時、指がカメラレンズに触れてしまうことある。

カメラレンズ保護フィルム

メリット
  • 保護ケースと緩衝することがない
  • カメラレンズ個別に保護するので、カメラ部分全体保護フィルムより密着面積が少ない分、密閉度が高い
デメリット
  • 件の不安要素参照
  • フィルムが1つだけ損傷したり剥がれたりした場合でも3個セット購入になる。ま、予備ができていいけどね

Apple保証プラン

※2024/9/9現在

AppleCare+ 盗難・紛失プラン

  • 月払い:1,740円(税込)
  • 2年間:34,800円(税込)

 ※日割り:約48円(2年間払い)

AppleCare+

  • 月払い:1,580円(税込)
  • 2年間:31,800円(税込)

 ※日割り:約45円(2年間払い)

Apple正規代理店の見積額

※2024/9/9現在
※iPhone 15 Pro Maxの見積額
(AppleCare+未加入/加入)

画面のひび割れ(前面のみ)

  • 56,800円/3,700円

背面ガラスの損傷

  • 29,800円/3,700円

画面(前面)のひび割れと背面ガラスの損傷

  • 76,800円/7,400円

バッテリー

  • 15,800円/ゼロ円

背面カメラ

  • 38,800円/12,900円

その他の損傷

  • 114,800円/12,900円
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