マーピキ、マーピチ

 猫の1日の睡眠時間は12〜18時間。立てばアナグマ、座ればタヌキ、歩く姿はウナギイヌのまだらもお迎えした子猫の頃は、遊び第一優先で、遊んで〜と、脚に飛びかかってくることが多かったが、最近はのほほんとキャットタワーやソファーや床で日中寝ていることが多くなった。来週避妊手術を予定しているので、もう成猫だ。

 さて、斑を呼ぶ時、斑の他にも、マー、マーちゃん、マーキチ、マーチキ、マースケと、その時の気分や斑の行動や仕草から自然とそう呼ぶようになった。斑と呼ばれることに一番反応するが、他でもこちらに顔を向けたり、尾っぽを一振りして返事をするので、自分が呼ばれていることは分かっているのだろう。


 先日、新たに『マーピキ』の呼び名が加わった。なんとなく口に出たのだ。ロシア猫だし、ピロシキが頭をよぎったのかな。

 「マーピキってなんや」
 と、妻は笑ったが、妻も、『ピ』にアクセントをつけて、『キ』は『キィ』と伸ばした発音(marpikie [mæːpíkiː])で、
「マーピキィ、マーピキィ、マーピキィ」
 と、軽快に愉快にイタリア語調で呼ぶことがある。

 そして、わたしはわたしで更に、マーピキとマーキチが混じって、
「マーピチ!」
 と、呼ぶのである。

目次