何でアメリカ人はコニチワと言うのか

 全部が全部とは言わないが、バラエティ番組『YOUは何しに日本へ?』『世界!ニッポン行きたい人応援団』に出演するアメリカ人には、「こんにちは」を「コニチワ」と言う人がいる。街頭インタビューを受けたアメリカ人旅行客にも「コニチワ」と言う人がいる。

 きっと、「こんにちは」をローマ字にすると「Konnichiwa」だからなのだろう。

 例えば、「Nippon」を「ニプポン」なんていう人はいない。同じ子音が続いた場合、促音になるので「ニッポン」と発音する。

 同様に「Konnichiwa」も自然と「コニチワ(コッニチワ)」と発音するのだ。

 よって、彼らに「コンニチワ」と言わせるには、「Kon-nichiwa」と表記すればいいのだ。

 ハイフンを使いたくなければ、「Kongnichiwa」と表記するのはどうだろうか。それだと「コングニチワ」になるだろと言われそうだが、日本人がご丁寧に、ng[ŋ]を「ング」と発音しているだけだ。英語圏USAの彼らは、この場合「g」は声に出して発音しない。

  • King Kong ☞ キンコン [kíŋ-kˈɔŋ]
    日本語 ☞ キングコング。香港(Hong Konghάŋkὰŋ])は「ホングコング」とは言わない
    😆
  • Kingdom ☞ キンダm [kíŋdəm]
    日本語 ☞ キングダム
  • その他:earring(イヤリン)、ping(ピン)、ring(リン)、running(ラニン)、sing(シン)、smoking(スモーキン)、song(ソン)、walking(ウォーキン)、wedding(ウェディン)、young(ィヤン)などなど。

「Kongnichiwa」の「g」の後ろは、「ni(子音+母音)」なので「コンニチワ」と言ってくれるんじゃないかな。

 知り合いにアメリカ人がいたら、「Kongnichiwa」をなんて言うか試してみたい。

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