昼食

 しがないタイトルだが、今日の昼食は市川の『さかなや道場』で刺身定食を食べた。
 そして、わたしは四面を囲われた4名ボックス席に案内された。おひとり様で4名ボックス席を独占できるのだから贅沢な話ではあるが、ここのお店はボックス席が多く、入店順にお客さんはボックス席から案内される。わたしの後に来たお客さんたちもボックス席に案内されていた。

 店員さんがわたしに注文を取りに来たので、
「刺身定食をください」
 と、注文した。

 そして、その後店員さんは隣のボックス席の女性客に注文を取りに行ったのだが、その女性客は、
「私も刺身定食」
 と、注文したのだ。

 ん? 「私も」ってなんだい、「も」って。

 ボックス間は板切れ1枚で仕切られ、上1/3は格子になっていてすだれで目隠しされただけなので、わたしが注文する声が聞こえていたのだろう。しかし、わたしとあなた(隣の女性客)とは袖触れ合ったこともない赤の他人、知り合いでもなんでもないんだぜい💨「も」はないだろう「も」は。と、苦笑いしたわたしです。

 さて、昼食を取り終え事務所がある御徒町へ向かったのだが、JR御徒町駅に着いた頃には胃袋に隙間が出来たので、マクドナルトの期間限定ドイツバーガーポークシュニッツェル(以下、ドイツバーガー)をテイクアウト。

 最近、奇をてらうような期間限定品が気になるようだ。以前の投稿でもモスの期間限定ぐるぐるチョリソを食べたことを記したが、先週は別の日にマクドナルトのやはり期間限定ブラジルバーガービーフBBQ(以下、ブラジルバーガー)を食べていた。

 ブラジルバーガーを食べたときの衝撃はすごかったなぁ。上手い不味い以前の問題で、チンジャオロースと回鍋肉をミックスしたような味だったのである。今、わたしが手にとっているのはどこから見ても間違いなく西洋からやってきたハンバーガーだよね。でも、一口食べるごとに口の中、頭の中は中華が溢れんばかりに広がるのです。

 映画『マルコヴィッチの穴』で例えるなら、頭の中をクレイグに占拠されたマルコヴィッチの気持ちと同じであろう感覚が、ブラジルバーガーを食べている間は口中・頭中が中華に席巻され、ブラジルのサンバのリズムもリオのカーニバルもカポエイラもペレも連想させることは微塵もなかったのだ。
┐(´ヘ`)┌

 そして、本日食べたドイツバーガーのお味は・・・これがゲルマン民族が好む味ってことなの? と、疑問符で終わらせてもいいのだが、あえて感想を述べるのなら、ドイツバーガーは「ふーん」だった。

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