各藩勤皇党

　江戸時代末期に撮影されたものであろう。写真は明治天皇を中心に明治維新に貢献した人々の集合写真。勝海舟、江藤新平、井上肇、伊藤博文、小松帯刀、大久保利通、西郷隆盛、黒田清隆、陸奥宗光、中岡慎太郎、大隈重信、高杉晋作、大村益次郎、桂小五郎、坂本龍馬など錚々たる顔ぶれが写っている。元ネタサイトが無くなりサイト紹介ができないので本文の一部を引用する。

一葉の写真が伝わっている。慶応元年2月中旬から3月18日までの間に、長崎へ集結をかけられた各藩の勤皇党は、西郷南洲翁及び勝海舟と共に、世界の情勢に明るい、オランダ人宣教師フルベッキ博士を訪問した。大隈重信・副島種臣ら門下生と共に、日本の統一をどうしたら良いか、王政復古は、どうなってゆくのかをフルベッキ博士を交え相互して議論し合った。この写真は、写真術の祖、長崎大村出身の写真家、上野彦馬の写真スタディオでフルベッキ博士の子どもも交え、和やかな雰囲気で記念撮影されたものである。明治28年に、この写真は、宗教家で歴史家でもある戸川残花が｢太陽｣に掲載したが、政界の一部の圧迫を受け、やむなく佐賀藩の学生達として紹介された。このため現在まで分からなかったのである。また、この写真は、宗教記録として、フルベッキ博士が所持し、絶対に手放さなかったものを、戸川残花の強い要望により借り受けたものである。