にしんそばの起源は、京都が発祥とされているが、北海道の江差町でも発祥とされ、京都は名物料理、北海道は郷土料理として知られている。
京都にしんそば
テレビも無え、ラジオも無え、ピアノもバーも電話も無え、ガスも電気も車も無え、江戸時代、山に囲まれている京都中心部は、新鮮な魚が入りにくく、北海道から北前船で輸送されていた身欠きにしんは保存が効き重宝されていた。
そして、1861年(文久元年)に創業した芝居茶屋の2代目松野与三吉が、1882年(明治15年)に屋号を「松葉」として、甘露煮の身欠きにしんをそばに合わせることを考案した。
北海道にしんそば
海猫が鳴くからニシンが来ると、江戸時代「江差の5月は江戸にもない」ニシン漁で栄えた江差町の豪商「江差 横山家」に伝わるレシピが元祖とされている。
わたしも妻と一緒になってから京都へ行くことがあり、京都駅新幹線構内の松葉のにしんそばは目に入っていた。しかし、特別そそられるものはなかったのでいつもスルーしていた。
先週、帰路の京都駅で551蓬莱の豚まんなどを買った後、妻から、
「にしんそばでも食べる?」
と、聞かれた。
そうだなぁ、京都名物だから一度は食べてみるかと、松葉でにしんそばを食べることにした。
すると、はじめてコロッケそばを食べた時の衝撃はなかったものの「旨っ」だった。身欠きにしんを甘露煮にすることでそばつゆと合うのだろう。
昨夜は晩酌の後、そばが食べたくなり妻に、
「そばが食べたい」
と、言ったら、
「にしんそばにする?」
と、聞いてきた。
そう言えば、2〜3日前に身欠きにしんの甘露煮を買ったって見せてくれたなぁ。
「いいねえ、にしんそばにする」。
松葉は関西の昆布だしのつゆだが、うちは市販の鰹だしのつゆに昆布茶の粉末を少々加えたつゆにして、にしんそば(1.5人分)を食べた。そして、ちょっとはまったのかな、今日の朝食もにしんそば(1人分)を食べた。
自宅でかけそばを食べる時は、天ぷらそば、きつね(油揚げの甘煮)そば、月見そば、たぬき(揚げ玉)そば、卵とじそば、コロッケそばなどにしているが、にしんそばも加えるとしよう。ごちそうさまでした。


















